今朝の毎日新聞1面の左側に、「内閣支持率53% 5ポイント減 高市政権、発足以来最低」とある。
高市政権の支持率が下がるというのは結構なことだが、調査したのは毎日新聞。
権力を糾弾してこそのジャーナリズム、という新聞社。悪くはないが、少し力み過ぎているところもある。
ま、読売や産経よりはいいかと思って取っているが、アサッテ君もずいぶん前に休載になったし、紙面も衰退の一途。
「インテリが作ってヤクザが売る」のが朝日新聞で、「興行師が作ってヤクザが売る」のが読売新聞だそうである。
毎日新聞はどうなのかと思ったら「インテリが作って誰も売らない」だそうである。なるほど。ヤフーのコメント欄にあったものである。
5面に1月に亡くなられた久米宏さんへの追悼文が掲載されていた。書いた人は元毎日新聞記者となっている。
久米さんの「ニュースステーション」は報道番組として今までにない画期的なものであったらしい。
我々視聴者はそのまま受け入れるだけであるが、久米さんの言葉遣いとかスタジオのセットとか、製作者側から見ると実にいろいろな工夫をしていたようだ。
言われてみれば報道番組なのに、見る者に息もつかせず、というエンターテイメントがまちがいなくあった。
久米さんはTBSのアナウンサー時代、ラジオで共演した永六輔さんから発信者のイロハを学び、テレビではアドリブの天才と言われた萩本欽一さんに鍛えられたという。
萩本欽一さんはこのところ、老いのくどさが出ている、などと書かれている。たしかにくどい。
昔、前田武彦さんが司会をしていた「お昼のゴールデンショー」にコント55号が出演していた時、客席から「欽ちゃーん」の若い女性の声があちこちからあがった。
欽ちゃんはその時瞬時に客席に向かって「わかってるわよ」と言葉をかえした。
客席はキャーキャーキャーの大騒ぎ。ドンピシャ以上のアドリブだった。
久米さんはNHKの「あさイチ」に出演した時、「NHKは民間放送になるべきだ」と述べたことがあるらしい。
「人事と予算で国家に首元を握られている放送局があっちゃいけない」と持論を展開したそうだ。
そういう人だった。あまり立派そうにニュースを語るのが嫌いなようだった。
久米さんは60歳で「ニュースステーション」を引退してしまうが、久米さんをひとつの時代としてとらえることはなにか寂しい。ずっとあの語り口で話しつづけていて欲しかった。
どうでもいいタケシなどが80近くなるまで言いたい放題のことを言っている。見識の違いである。


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