このブログを22年の7月から書き始めて、翌年の9月からは毎年「9月が終わる」と題して雑文を書いて来た。意識して同じ題にしたわけではない。
9月はとても懐かしい。そして切ない。何が懐かしく切ないのか、具体的になにかあったわけではないが、9月には人生の岐れ目というようなものがあったような気がする、ということを思わせる月である。
今年も9月が終わる。このところの大雨や台風による被害を思うと、感傷に浸っている場合ではないが、9月には残暑でも天候不順であっても、何かが終わったな、ということを感じさせるものがある。
今年は「夜の秋」はなかったようだ。
9月が終わると時の流れが早い。若い頃は秋から暮れに向かう季節を楽しめた。正月は待ちどおしいものであった。
今は…、と言うのは年寄りの愚痴になる、やめておこう。
今日は倉本聰さんの訃報があった。91歳。
名作と言われる「北の国から」を私は見ていない。
作り話に自分の気持ちを動かされたくないと思いながら、時代劇の勧善懲悪に感動している。
もし私が「北の国から」を見ていたら、ずっとその感動を語り続けると思うと、私の性格をよく知っている知人からそんな話を聞いたことがある。
そうか、そうなら見ればよかったと思った。
今日は3時から、いままで何度再放送されたかもしれないような「大岡越前」を見る。家内は上野の展覧会へ。
見るに堪えない内容。加藤剛さんの演じる「大岡越前」は、講談本をネタにするときはそれなりの話になるが、そうでない時のストーリーは見ちゃいられないほどひどい。
こんなものに人気があったのか。
加藤剛さんは早稲田の演劇学科を出た人。こんな時代劇に出ることに何を納得したのか。こんなものが彼の演劇だったのか。
最近何度か書いているが、役者という人生に疑問を持っている。
視聴率と言いうものが、役者の良心を奪ったと思う。
奪われるうちは奪われるのが人生の華。奪われることが無くなったら、どこかで農業生活。
役者が志を持って生きていける時代ではなくなっている。CMに出演する役者のアホ面が我慢ならない。
今晩も地震がありませんように。


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