洗濯物は乾けば軽い

つぶやき

 9時過ぎに家内を絵画教室に送っていく。この教室の最高齢だった人は昨年4月に96歳で亡くなり、今は何人かの83歳の人達が最高齢らしい。

 その人たちの一人はがんの手術をしたり、別の人は認知症が入ったり、糖尿病の注射の副作用で体調を崩したりと、平穏な絵画教室ではない。

 今日は一日大雨という予想。家内は木製の小さい弁当箱に、私の昼飯として親子丼を作っくれた。有難いことである。

 近所のマンションに20年ほど住んでいたことから、顔見知りの知人が多い。

 私が31歳のときに住み始めたマンションだが、私は若い方で40代の人ももちろんいた。

 今私は80歳近いから、当時40を過ぎていたような人は今90代。
 ほとんどの人が亡くなったが、何人か痩せ細ってまだ生きている人もいる。

 家内が絵の帰り、マンション住まいをしていた頃の知人と立ち話をしたらしい。

 ほんの少し前まで、高齢なのにハイヒールを履いて我が家の前を駅に向かう姿が定番の人であったが、最近ではハイヒールを履かないそうだ。股関節を痛め、歩きにくくなったらしい。

 この女性、身に着ける物が妙に玄人ポイ。若い頃新橋あたりのキャバレーのホステスだったのではないかと思う。「白バラ」あたりではないだろうか。

 そのご亭主をよく知っている。マンションの管理組合設立の時ご一緒した。今90歳を超えているはず。

 食欲が無いことから食事は宅配弁当だそうだ。奥さんは食事を作る意欲も無いらしい。歳をとるということはそういうことになる。

 明日は晴れるだろうか。晴れても晴れなくてもどうでもいいが、自分で洗濯物を干してみるとスカッと晴れて欲しい。

 金具の物干しに洗濯物をつけて、ベランダの物干し棹に吊るすとき、思った以上の重さを感じる。乾いた洗濯物と濡れた洗濯物の重さが全く違う。

 人生の重さは洗濯をして初めて分かるものなのだ。

 今夜も無事に夜明けを迎えられますように。

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