高齢者はあまり物事を気にせず「どうでもいいこと」という気持ちで暮らした方がいいと言う偉い先生の話はその通りだと思うが、なんでもかんでもそうというわけにもいかない。
高齢者は心配し過ぎるとか、考えすぎると言われてしまうが、自分で解決したり処理できるものならなにも心配も考えすぎもしないが、自分ではできないということから高齢者の不安は始まっている。
現代という社会、便利な社会だが、高齢者には不安だらけで住みにくいということも言えるのではないか。
特殊詐欺やトクリュウという強盗集団のターゲットは主に高齢者になっている。詐欺被害者の70%が65歳以上という。
よくもまあこんな悪い奴らがのさばるような世の中になったものだと思うが、詐欺というのは人の欲につけ込むもの。今の詐欺は人の不安につけ込むものだから、それでなくても不安だらけの高齢者がつけ込まれたら防ぎようがない。
面と向かって騙すのではなく、現代だからこその通信手段を使っての詐欺。不安の相手が声だけというのは不安を増幅させてしまうものなのかもしれない。
強盗殺人についてはこれはもう狂気の世界。こんなことで高齢者が犠牲になる。警察の抑止力は全く機能していない、「安全な社会」はもはや存在しなくなってしまったと思わなければいけない。
高齢者が動画配信や音楽配信の契約をして、それを解約しようとしてもなかなか複雑で解約できないということが最近多いらしい。
契約することはいとも簡単にできるらしいが、解約となると嫌がらせに近いような操作を必要とすることにして、解約させまいとしているのではないか、という話もある。
高齢者は諦めてしまうらしい。これは泣き寝入りということではないか。
今朝のテレビニュースはエアコンからの出火事故。怖い映像である。
これこそ高齢者の必需品。夏場は命に関わる熱中症を唯一防ぐ文明の利器。それから出火では身の置き所がない。
「どうでもいいこと」と思って生きていこうという気はある。もはや高齢の身、命についてもそういう気になることもある。
だが、お金や身を守るものが自分の意に反してどうにもならないということは「どうでもいいこと」と言うわけにはいかない。



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