家内の母親の妹はなかなか自由奔放な人であったらしく、いろいろなエピソードを残して亡くなった人である。
胃がんを発症して、多分60代半ばくらいに亡くなったと思うが、入院中看護師さんから、「来年のお盆はあんたの新盆だね」と言われたらしい。
それを言う看護師も看護師だが、それだけ憎まれ口を利く人だった。あの人ならそう言われてもしょうがないと思ったものである。
今日は家内の検診日。肺がんの手術から半年が過ぎた。
昨年8月に肺がんの確定診断を受け手術をすることになったが、手術前の検査で心臓の異常が発見された。
肺がんの手術に関して、それまで手際よく流れるような説明をしていた医師の言葉が、「これでは手術はできない」と止まってしまった。
じゃあどうなるんだ。肺がんで心臓欠陥ということならアウトということではないか。
1カ月以上の心臓の様子見が続いて、「なんとか行けるのではないか」という医師の判断。長くつらい1ヶ月だった。
10月に手術。あれから半年。肺の手術は終わったが、心臓は様子見のまま。家内は心臓を大分気にしていたらしい。
1週間前に心臓のエコー検査を受けたが、「いろんな目で見た方がいい」と、検査途中で検査技師が替わってしまった。家内は何かあったのかと不安を感じたようだ。
今日は医師の診察の前に血液検査。採血の看護師が、「今日はいい天気ですね、こんな日に病院だなんて嫌ですね」というようなことを家内に言ったらしい。
「いろんな目で見た方がいい」「こんなにいい天気なのに病院へ」
患者に対する配慮がないと言えるが悪意で言ったということでもない。看護師たちにすればごく普通の日常であり、患者にすれば非日常ということである。
手術をした医師は東大出身。この3月末に東大病院に戻ってしまった。今日は手術の際助手を務めた医師。
助手のときはただおとなしそうな、医者には見えない印象だったが、今日はなかなか溌溂として新進気鋭の医者らしく見える。
東大出の医師が同僚か上司であれば、溌溂とするわけにはいかなかったのかもしれない。
結果は順調。心臓もかつての数値から基準値近くに回復しているという診断。
経過観察はヤレヤレに限る。しかしハレバレではない。
高齢者にはもうハレバレという事はないのかもしれない。ヤレヤレである。



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