きのうは阪神・淡路大震災発生から31年目の日。記憶が薄れたということではないと思うが、新聞は3面に小さく28行で伝える。
テレビ局の内部と思われるが、机や本棚がものすごいスピードで前後に大きく揺れる映像を見る。何度見ても恐ろしい。
地震からしばらく経って、神戸に転勤になっていた知り合いの銀行支店長から状況を聞いたが、社宅のベッドで寝ていて、1メートルも飛び上がったという。
それから4年後新潟県中越大震災、それから7年後東日本大震災、それから5年後熊本地震、それから8年後能登地震。それから…。考えないことにする。
「公安幹部3人賠償負担」
大川原化工機の冤罪事件で、東京都は約1億8,500万円の損害賠償金を大川原化工機に払った。警視庁は東京都が所管であるから、賠償責任は東京都が負うことになる。
この冤罪事件では、警視庁公安部の幹部2人及び捜査員1人に重大な故意、重過失行為があったことが認定されている。
単なる業務上の過失であれば個人の責任は問わないが、この冤罪事件はアンタたちが手柄欲しさにでっち上げたもの。管理者としてとりあえず支払ったが、それは都民の税金。悪意で起こした冤罪事件の賠償を都が負担するいわれはない。立て替えた金を返してくれ、と東京都の監査委員が3人に勧告、と言うのがこの見出しの内容。
すでに警視庁内部では3人に対する賠償負担の動きはあったらしいが、当事者が賠償負担に応じたのかはハッキリしない。警視庁が当事者に本気で払わせようと働きかけているのかもハッキリしない。
そもそも、公務員は職務上の行為に関して責任を問われないことになっている。今までにもこんなことがされたことは一度もない。日本は公務員天国なのである。
警視庁から大川原化工機の謝罪に赴いた警視庁鎌田徹郎副総監は、被害者島田順司元取締役の名前を「ヤマモト様」と誤って呼んだ。
同席した東京地検・森博英公安部長は「大川原化工機株式会社」を「大川原化工機工業株式会社」と誤って呼んだ。
あれほど重大な人権侵害、冤罪事件を起こしていながらこのありさま。これは意図的に示し合わせた誤りとしか考えられない。
偉い人はよく相手の名前をわざと間違える。「お前のことなど知りもしないし知ったところで意味もない。俺たちはお前たちより偉いんだ」ということを暗に言っているのである。
加害者3人は賠償金を払わないだろう。警視庁が払わせないと思う。警察は正しい、警察に失敗はありえない。ここで彼らに払わせたら警察のメンツがさらに丸つぶれ。
事件のことはいずれみな忘れる。しかし警察が賠償に応じれば記録は永遠に残る。
都の監査委員の勧告というのも都民の手前ポーズではないか。みんなポーズばっかりである。
そのうち世間は、事件のことも警察がひどいことをしたこともみんな忘れる。日本社会はみんな忘れることで成り立っている。



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