4月12日の自民党大会で、陸上自衛隊中央音楽隊の女性隊員が国歌を歌った。自衛隊員の政治活動は禁止されている。
高市首相は、「自衛官は私人として旧知の民間の関係者からの依頼を受けて出席したもので、法律違反には当たらない」とした。
自衛官は制服を着て自衛隊員と紹介されて歌ったらしい。こういう場合でも私人ということになるのだろうか。
高市首相はこの党大会で、皇室典範改正に向けてなみなみならぬ決意を語ったらしい。なんとしても男系男子の皇統を維持したい。愛子天皇はどうしても阻止したい。
高市首相がなによりやりたい皇室典範の改正は、 旧宮家の男系男子を現在の宮家の「養子」として皇族に戻すことらしい。
旧宮家とは1947年(昭和22年)にマッカーサーの命令によって皇籍を離脱させられた11宮家のことを言う。昔は宮家が多かったらしい。
いずれも伏見宮家(北朝・崇光天皇の男系)を祖とする家系で、現在の皇室とは約600年前の共通祖先を持つ遠縁の男系親族という位置づけになる。
皇籍離脱後その半数以上がすでに断絶しているということだが、男系男子の系譜を保っている宮家が4家ある。
皇室の養子という事だから、例えば現在の天皇が養子を迎えてその養子と愛子さんが結婚する、などという事を考えてしまうがそういうことでは全くないらしい。
天皇を継ぐ人がいないから養子を迎えて天皇にする、などと言うことになったら天皇の権威も何もない。
現行の皇室典範では天皇家も皇族も養子をとることはできないことになっている。
天皇家の養子はさすがにありえないが、皇族ならいいのではないかというのが高市さんの目論見である。
高市さんの目指す改正は、現在の宮家に旧宮家の男子を養子に入れて、皇族を増やすことにある。(皇族と宮家は同義と考えていい)
皇族を増やすなら旧宮家を復活させればいいのではないかと思うが、それは憲法上も難しいらしい。
万一天皇家に跡継ぎの男子がいなくなったとき、祖は同じくするが、今までの天皇とは異なる血筋の天皇が、600年の月日を遡って誕生することになる。
600年も前の親戚ではないかと考えるか、600年も前から親戚であったと考えるか。
高市さんは後者に権威を求めたようだ。高市さんの考えていることはそういうことらしいが、皇統とはそういうものなのか。


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