法の支配は理想

つぶやき

 日本の南の海上には3つの台風があるが、幸いなことにいずれも日本への影響はなさそうだ。

 しかし台風ではないのに大雨による被害が凄まじい。都会は下水の排水能力を超えた雨が降る。

 田んぼも水浸し。土砂崩れで家屋が倒壊。遠い地からテレビで見ている者は、ひどい被害だがすぐに復興するだろうと思うが、復興の苦しみはテレビに映らない。

 夕刊2面の特集は野中広務氏。政界を引退したが、まだご健在かと思っていたが、2018年に92歳で亡くなられている。

 権謀術策というイメージを私はこの人に持っているが、戦争反対、平和の大切さを訴えた人だった、と新聞は言う。

 これからは、戦争によって解決しようということがあっても、戦争はもうしないと決めたのがこの国の戦後のあり方だったが、また戦争ができる国にしようという動きが力を持ちつつある。

 野中さんが生きていればものすごい怒りをぶちまけたのではないかと、新聞は結んでいる。

 同じ2面に「ICC赤根所長を守れ」というコラム。

 国際司法裁判所(ICJ)と国際刑事裁判所(ICC)があることを知らなかった。国際司法裁判所は皇后陛下雅子様の父君が所長を務めたことがある。

 「法の支配」の危機。原因はトランプ、プーチン、メタニアフ、習近平にある。安倍晋三、高市早苗もそうかもしれない。

 「法の支配」。国民は法によって支配されているが、権力は法によって支配されていない。権力をコントロールするのが「法の支配」。法の支配は権力に悪用されている。

 民主国家に専制君主がいる。民主国家にしたのだから民主国家になったということではない。そういうことをトランプや安倍さんから知った。

 いとも簡単に国民は専制を許してしまう。権力に依存したいのである。

 悪いことをした政治家を刑事被告人として裁きにかける。結構なことだが、悪いことをした政治家を捕まえる警察力はICCにあるのか。

 それがない。アメリカ政府がトランプを悪い政治家として捕まえてICCに差し出すだろうか。

 時代は「力が正義」となっている。

 西部劇は、アメリカ社会が無法者の社会から法の支配による社会に至ることを描いたものである。

 「力が正義」は、無法者の社会に戻すことである。トランプは無法者社会の博打のこと。

 トランプはトランプなのである。

 高市さんが赤根所長を助けることはありえない。いかさまトランプに全財産を賭けているような人である。

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