テレビやスマホのコマーシャルがひどい。BSなどは1日中コマーシャルを流している。
深夜になれば民放の全部がコマーシャル。宝石、洋服、寝具、食べ物まで、あらゆるものが昔のタレントなどによって宣伝されている。以前はスタジオの観客の声や驚きの声まで作られていた。
コマーシャル番組を専門にしているアナウンサーやタレントがいる。
しかしこういうコマーシャル番組で見ると、以前はいい印象を持っていた芸人さんも、なにか軽薄そうに見える。人間立ち位置が人相が決まってしまう。
スマホもひどいものだ。「続きを読む」をタッチすればコマーシャルが出てくる。
文章の段落ごとにコマーシャルが組み込まれている。思わず本文かと思って読んでしまう。
昨年大谷翔平さんと大阪なおみさんが、アメリカの投資家から訴えられたという報道があった。なにか投資会社のCMに出演していて、その会社が倒産し大きな損害を受けた。その会社のCMに出ていたこの2人にも責任がある、ということらしい。
CMに出ただけで責任を問われるのはおかしい、ということも言えるが、報酬を受け取ったのであれば責任がないとは言えない。有名な大谷さんが出ている会社だから信用した、ということだからである。
先日杉良太郎さんが薬の販売会社のCMに出ていたが、この会社はテレビ、新聞、雑誌と、膨大な広告を行っている会社である。製薬会社ではなく販売会社なのにあの薬はどこから手に入れているのだろうか。
どう見ても疑惑ありそな会社である。同業者からの批判はないのだろうかと思っていたら、日本最大手の広告代理店が関わっているということで、誰もこの会社の批判はできないことになっている、という話を置き薬の薬屋さんから聞いた。
杉良太郎さんはその製品が本当にいいと思って出演しているのだろうか。筋を通すいい役者だと思っているが、この会社のCM出演に関しては杉さんらしくない。
以前、総理大臣経験者の息子が不動産会社のCMに出演していた。
「私が店長の小泉です」と言う。ご存じの通り、爽やかな印象を与えるハンサムないい青年だが、あのセリフはおかしい。高齢者から見れば小泉さんの息子が店長をやっている不動産屋さんだと思う。
これはどう見ても前述の杉さんより大きな問題である。JAROあたりで不当表示とか誇大広告とかで摘発しないのだろうか。
JAROは国の機関かと思っていたら広告業界が作った組織である。消費者のために活動しているわけではなく、ちゃんと広告をしているように見せかけるための装置にすぎない。
去年あたり吉永小百合さんがビールのCMに出ていたが、やはり吉永さんはお酒の宣伝に出てはいけないと思う。鉄道会社のCMは日本の風景だからいいかと思うが、お酒については、その害を若者に伝える人であってほしい。
何年か前、売れ始めた漫才芸人が「一生遊んで食ってってやるわ」(こんな発音だったと思うが)ということを言っていた。
下積みの時代を乗り越えたということなのだろう。その後この漫才芸人の漫才を一度も聴いたことがない。
テレビに出て漫才をやるでもなく落語をやるでもなく、ただ笑い飛ばしているだけ、という芸人が何人もいる。ひな壇に乗って騒いでいるだけの芸人もいる。それで何億もする豪邸を建てられるような高額なギャラを手にしている。不思議な世界である。
何年か前のことだが、漫才芸人で反社会的組織との関係を問われ、逃げるように芸能界を引退した人がいた。「何をしなくても食べていける」と誇らしげに話をしていた。こんな芸人がそんなに儲かるものなのか。やはりどこかおかしい。
芸人のギャラは高いようだ。ちょっと人気が出たくらいでどうして都内に家が建てられるのか。家を建てることにこだわっていると思われてしまうが、家を建てることは大変なことである。
早稲田、慶応を出ても家を建てられない人はたくさんいる。それがちょっと人気が出たくらいで、働かないでも食べていけるとか、家が建てられるというのは、彼らのギャラが上乗せられた製品を私たちは買わされているということではないか。



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