まあ生半可な知識で政治批判をするのもどうかなという気もあって、このところ書かないようにしている。年寄りのブログは懐かしい童謡などがいい。
せっかくそんな気持ちになっているところに、「昨日までの平和は明日からの平和を保証しません」という高市首相の言葉がネットにわんさか載っていた。
どういうことかと思ったらこの言葉は、9月2日に防衛省で開かれた自衛隊指揮官幹部合同という会合で高市早苗首相が述べた訓示の一部。
その表現が刺激的なだけに、SNSなどで物議を醸している、ということらしい。
非常に好戦的な言葉。高市さんらしいなと思ったが、わずか1行の言葉を鵜呑みにしてあれこれ書くのも軽薄短慮。首相官邸が発表したという訓示の全文を熟読した。
確かにこの言葉はそのままある。この言葉の後に「変化を恐れず積極果敢に新たな世界へと飛び込む決意なくして国民の皆様の命と平和な暮らしを守ることはできません」と続く。
SNSなどの批判に、「切り取り」という擁護もあるらしいが、そんな必要はない。高市首相は間違いなく、「昨日までの平和は明日からの平和を保証しません」と言っている。この言葉通りで、別に意味があるとは思えない。
SNSでの批判は、「言ってることが怖すぎる」「昨日までの平和を明日に繋げていく、じゃないのかよ」「どうして明日の幸せを保証できないのですか?以前までの総理から、こんな言葉聞いたことありましたっけ?」
SNSの批判はよく判る。だが高市首相は、「戦争をしなければ昨日までの平和を明日に繋げていくことができない」「戦争をしなければ明日の幸せを保証できない」「今までの総理はなにもしなかった」と言っているのである。向いている方向が違う。
高市首相がどれほどの持ち駒を持っているかは知らないが、神風特攻隊のように勝負に出ている。
でもね、高市つぁんね。戦争は国民を守らないのだよ。かつての戦争はみんなそうじゃないか。
戦争指導者は国民を守るためではなく、国のメンツや自分の政治的地位を守るために戦争をしたのだ。高市つぁんだってそうじゃないか?
国民を守るという戦争で、どうして何百万もの国民が死ななきゃならんのかね。
愚かな指導者のために犠牲になった国民を「英霊」と勝手に祀り上げ、無謀な戦争を美化しているだけではないか。
かつて「あの戦争に私が責任を感じることはありません」と言ったあなたがどうして靖国に行くのか。責任を感じないというあなたがなにを英霊に誓ったと言うのかね。
SNSの批判の通り、昨日までの平和を戦争をしないで守ることが高市つぁんの仕事なのだよ。
どうも高市つぁん、刹那的なんだな。中国との外交ルートを全く遮断しているらしい。大人のすることではないよ。ケンカしながらも話し合いの道を残すというのが政治ではないか。
女の一念。ちゃんとした一念であってほしいのだ。



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