千葉県の豪雨被害がこんなにひどいものとは思わなかった。人家も田畑も泥水だらけ。8人の方が亡くなられている。4人の人は車内から脱出できなかったことが原因である。
市街地の排水が間に合わない。アンダーパスの排水装置は作動しなかった。何のための安全装置なのか。「二度とこのようなことは繰り返しません」ということばかりだ。
今日は8月15日。終戦の日ということになっている。終戦記念日という言い方もあるが敗戦の日、あるいは敗戦記念日とは言わない。
行政上の公式名は、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」
名称どおり大切な日だと思うが、しかし戦争を知らない団塊世代、何を思えばいいのか。
韓国や中国の恨みは80年経っても消えない。日本はずいぶん悪いことをしたんだろうなと思うが、政治家たちはでっち上げだと言う。
2日ほど前テレビニュースで、統治下の台湾に設置された日本軍捕虜収容所のことが紹介されていた。台湾には10数か所の捕虜収容施設があったらしい。
78歳になるカナダ人の歴史研究家が30年近くにわたってこの収容所の真相を調べている。捕虜はアメリカ、イギリス、カナダの兵士が収容されていたという。
「ここはアジアで最も過酷な捕虜収容所の一つでした」
ひどい扱いがされていたらしい。何メートルもある大きな石碑にびっしりと犠牲者の名前が刻まれていた。なぜ捕虜収容所でこれほどまでの死者が出たのか。
石原慎太郎さんが生きていれば、「その話もでっち上げだ」と言うのだろう。
マッカーサーは戦後、「日本はまだ12歳の子供」と述べている。何ごとにも悪口を言わないコパイロットは、この発言は日本人を侮辱したものではなく、日本における民主主義の成熟度について語ったものだとしている。
侮辱でも何でも構わないが、日本は12歳の子供。欧米は45歳の大人。
この指摘は間違ったものではない。マッカーサーの言うことは正しい。
問題は12歳とされる日本の民主主義が、戦後の日本をどういう理念をもって導いていったかということである。
日本の指導者は理念を持っていたのだろうか。
アメリカに国防・経済を頼り、しかしアメリカの民主政策が日本をダメななものにしたと捉えている。
日本人の勤勉さにより国は豊かになったが、いくら世界に金をばら撒いても尊敬されない。固有の領土である北方領土は帰ってこない。国民が外国に拉致されても助けられない。日本を否定する韓国の宗教団体に国政選挙の支援を依頼している。
結局戦後80年をかけて、政治は利権の場としかならなかったというだけのことである。
「国のために尊い命を捧げられた英霊に、感謝と哀悼の誠を捧げた」
政治家たちが連れだって靖国を参拝する時の決まり文句である。
日本の軍隊組織に「生きて帰る」という思考はない。兵士はお国のため、天皇のために死ぬことが前提であった。死ぬことが当たり前であった。
「尊い命」ではなかったのである。日本をまた戦争の出来る国にしようとすると、兵隊の命は「尊い命」となる。
靖国を参拝した国会議員が「尊い命」を口にするとき、信念を感じさせる表情がない。
靖国に祀られているという英霊は「尊い命」と言われて、「馬の方が大事と言われたことはあるが、そんなことを言われた覚えはない」と思っていると思う。


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