昔から「酒と女には気をつけろ」ということになっている。自分を振り返って、確かにそういう事は言えると思う。
ただし思うのは酒のことだけで、気をつけるもなにも女性とは関係のない人生であった。
昭和60年頃、中国ファンドという金融商品が発売され、証券会社などが大々的に宣伝販売した。
ある証券会社のセールスウーマンから、とても馴れ馴れしい文面のダイレクトメールが届いて、家内が、「こんな手紙をよこすというのはその女性と何かあるはずだ」ということになった。
普段、物事をきちんと理解できる理性を持った女性が、1通のダイレクトメールで亭主の女関係を疑うような、そういう事では悪質なダイレクトメールであった。
私はその女性宛てに「忠告ファンド」という手紙を送り、あなたの手紙で要らぬ疑いを懸けられ大変迷惑している。以後このようなダイレクトメールは出さないように、と忠告した。
以後連絡は来なくなったが、女性とのトラブルといえばこんなことしかない。つまらない人生だったのかもしれない。
「酒と女には気をつけろ」というのに、気をつけないで失脚していった政治家は多い。
2年前に辞職した自民党の宮沢博行衆院議員は、議員でいるより女と一緒にいる方がいい、というのが辞職理由であった。この人の場合は、女に気を付ける必要もない筋金入りの女好きのようである。
「酒と女には気をつけろ」ということをブログのテーマにしたのは、テレビの番組編成のことからである。
4月というのは、NHKも民放もニュース番組のキャスターを替えることがある。キャスターが替わることに「酒と女には気をつけろ」が関連している場合が多い。
酒と女に気をつけないアナウンサーはNHKに限ったことではないと思うが、公共放送のアナウンサーという「模範」を期待される立場では、やはり世間の風当たりは強い。
事実関係が確定している人は名前を出すが、古くはミスターNHKと言われた松平定知氏。酔ってタクシーの運転手を殴ってしまった。
最近では阿部渉アナウンサー。本当に信頼できそうな顔をした人であった。昼休みの時間にNHKの近くのラブホテルで密会。誰もが「NHKに裏切られた」と思ったものである。阿部さんは復帰する予定は全くないらしい。
電車内で20代女性の胸を触ったり、下着に手を入れたりして強制わいせつ容疑で逮捕された人は森本健成アナウンサー。この人も誠実な人柄を感じさせる人だった。以後一切消息は不明。
3月で降板したフジテレビ「イット」の青井実氏は元NHKのアナウンサーだった。パワハラがあったという報道はされたが、特に大きな問題を起こしたとは思えない。しかし4月以降担当番組は全くないらしい。
女性問題でNHKを辞めたとされる人はもうひとりいるが、最近復活したのか民放でよく見かける。東日本大地震のとき、彼のアナウンスには人を安心させるものがあった。
NHKのアナウンサーに対する期待が大きすぎるのか。みんなそのプレッシャーに抗するように事故を起こす。
周りに酒があって女性がいる。事故は起きるのである。


コメント