くたばれ夫婦別姓という座談会

つぶやき

 「外国の国旗などを損壊すれば国章損壊罪として罪になるのに、日本の国旗を損壊しても罪にならない。これはおかしい」というのが国旗損壊罪の必要性を説く決まり文句。

 だが少しもおかしくはない。国旗損壊罪を制定しようとしている人たちも、外国の国旗の損壊と日本の国旗の損壊が同じ法益でないことは知っている。

 だが、外国の国旗を損壊すれば罪になるのに日の丸を損壊しても罪にならないのはおかしい、という言い方が、一般大衆に一番受け入れられやすいと考えているからこういう言い方になる。

 「日の丸を損壊したら罪になるのは当然だ。そうだそうだ、高市首相の言っていることは正しい」という世論が醸成されれば、国旗損壊罪制定は容易にできると考えている。国民をバカにしているのである。

 しかし高市首相の言っていることは正しくない。日の丸の損壊は器物損壊罪で問えばいいのである。

 だがそうではなく、国旗損壊罪を制定したいという事は、損壊という行為を罰するのが目的ではなく、それによって個人の意思への介入と強制をしたいという事である。

 これが国旗損壊罪制定の目的。

 国旗を悪意をもって損壊することはいいことではない。しかし国旗を敬うという気持ちを強制することもいいことではない。

 外国の国旗を損壊することは外交上の問題。
 刑法に外国国旗損壊罪があって日本国旗損壊罪がないのは、内心の自由を掲げる憲法の正しい理解に基づくもの。高市さんとしてはそれを認めたくない。

 国旗国歌法が制定された時、政府は「強制ではない」と明言していた。しかし現実には強制となり、それは学校教員たちに対する懲戒という形で行われた。
 
 きのうの夕刊に24年前の雑誌の見出しが掲載されていた。
 「くたばれ夫婦別姓」

 当時いずれも自民党の衆議院議員であった高市早苗氏、西川京子氏、山谷えり子氏3人による座談会記事である。

 表題は出版社がつけたものかもしれないが、こういう表題をつけて記事が発表されることを承諾しているのだから、そういう事なのだろう。内容について語るまでもない。

 高市首相は選択的夫婦別姓は認めず、「旧姓単記」を押し通そうとしている。

 夫婦別姓にしては伝統の家族制度が壊れると高市さんは言うが、家族制度は壊れるよりもすでに実質国民の意識には薄い。

 国民の多様性を認めたがらない。国民の多様性を認める政治をやっていく自信がないという事なのだろう。

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