理想を口にしても何も始まらない

つぶやき

 いつものように低い視線から考える。何を、と言えばICC問題。トランプは本気でICCをつぶしにかかっている。

 国際刑事裁判所(ICC)の理念は判る。と同時に、個人の国際犯罪に国家元首や、指導者も含むとすることは、果たして現実において可能なことなのか。

 プーチンへの逮捕状。ネタニヤフへの逮捕状。ともに許しがたい罪状。プーチンは人道に反する犯罪を犯している。逮捕して責任を問うのは当然。

 だがトランプは、国家指導者や国の指令を受けて軍事行動をする者を犯罪者呼ばわりするICCはならず者集団にほかならず、ぶっ壊して当然とする。

 トランプの思考はよく言えば明快、悪く言えばやりたい放題。トランプを褒める気はない。

 日本をなぜ守らなければいけないのか。不法移民は取り締まって当然。アメリカに麻薬を持ち込んで儲けている国の大統領を拉致するのは防衛行為。核武装を準備しているいる国を破壊するのは国際社会の平和のため。

 どこにも間違いはない。

 小泉進次郎氏も言うように、トランプは迷うことなく決断する。小泉氏は、できるものなら真似したい、とまで言っている。

 日本や英独仏伊等の8ヶ国外相は共同で米国の制裁に「強く反対する」と表明。表明するのは結構なことだが、なんの効果もないだろうし、何もしないだろう。

 トランプはそんな国際社会のなれ合いを、チャンチャラおかしいと嘲笑しているのだ。

 高市早苗首相は、「日本の立場と相容れるものではなく、深く懸念している」とXに投稿したようだ。

 だが高市首相はアメリカの制裁に同意しなければおかしい。何よりトランプに絶対服従の人である。是々非々ということはありえない。

 高市首相自身が法の支配ではなく、力の支配で押し切っているではないか。

 今の時代、もはや理性の時代ではない。

 オバマ大統領やバイデン大統領の演説は格好だけで中身が無い。とくにバイデンはひどかったではないか。そこをトランプはついている。あいつらがダメだったからアメリカがダメになってしまった。

 その通りということがアメリカにあったのだ。

 だがオバマやバイデンがどうであれ、やはり理性が世の中をけん引していくのだ。

 いずれ力の支配も自滅するだろう。そこから新しい指導原理が生まれるものと思いたい。

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