みんないい人で身勝手で

つぶやき

 色々面白い話題を提供してくれる、ということではなく、政治家というのはスキャンダルになるようなことが日常的にいくらでも身辺にゴロゴロしているということである。

 あの簗大臣が今度は、熊本地震の被災地視察の際、地元自治体の首長らに、「クソみたいな質問をしてくる記者を連れてきちゃいまして、すみませんね」と発言したと週刊文春が報じているらしい。

 本人は「明確に覚えていない」と言っているが、当たり前のことである。そんなこといちいち覚えているはずはない。

 「クソみたいな質問をしてくる記者」という表現がまずいのだろうが、政治家は皆そう思っている。日常語なのだ。

 古くは佐藤栄作さんがそうではないか。高市さんだってそう思っているから記者会見をしない。

 私でさえ記者の質問のレベルの低さにあきれている。こいつら何を考えているのかと思う。簗大臣が悪意を込めて言ったとは思えない。

 「クソみたいな質問」とは言い得て妙。なんでもかんでも子供が先生に言いつけるように「言ってやろう」と記事にする文春も文春だ。

 簗大臣を弁護しているわけではない。

 寝しなのブログ。いつも書くように穏やかに終わりたい。

 あのフジテレビに、「ザ・ノンフィクション」という番組がある。日曜日の午後2時に放送しているらしい。

 もちろん昔からフジテレビの番組を見ようと思ったことはない。フジテレビの番組などろくなもんじゃないからだ。

 しかしいつものように見たいテレビもなくリモコンをいじっていると、日曜日の午後どこもお笑い芸人のバカ騒ぎの中で、ちょっと意外なシリアスな画面になる。

 それが「ザ・ノンフィクション」なのだが、初めて見たのは60歳を過ぎたストリッパーと元警察官の話だった。

 それから、いつのことか覚えていないが、クズ芸人と言われる売れない芸人の生きざまとかを追ったシリーズも見たことがある。

 今日はどこかの狭苦しい居酒屋とかカラオケ屋が映っていた。題名には『誰かと分かち合いたくて ~人生交わるレトロマーケット~ 後編』とあった。

 いわば社会の底辺でうごめく人間模様を追うというのがこの番組のコンセプトらしい。

 でもヤダね。60歳のストリッパーも、がんで死んだ警察官も、どうしようもなくだらしのないクズ芸人も、誰かと分かち合いたいという不動産屋も。知り合いなんかになりたくない。

 そういう世界を知りたくないから生きてきたのだ。誰かと分かち合おうなどという気持ちは、人生うまくいったら思いもしないことなのだ。

 底辺にうごめく人間ではなく、底辺にうごめかない人間を描くべきだ。

 今晩も無事に朝が迎えられますように。

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