夜の静寂のなんと饒舌なことでしょうか

つぶやき

 遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を音もなく流れ去る気流は、限りない宇宙の営みを告げています。

 満点の星を頂く果てしない光の海を、豊かに流れゆく風に心を開けば、煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂のなんと饒舌なことでしょうか。

 今日は少々心外なことがあって、夜ブログを書くとすればそのことを書こうと思ったが、机に向かってみるとこの詞を思い出した。

 もちろん全文覚えていたわけではない。ウィキペディアに教えてもらった。

 せっかくの穏やかな夜。つまらぬことで血圧をあげることもない。そんなことに気がついた。

 ジェットストリーム。城達也さんの声が懐かしい。
 テーマ音楽はシャルメーヌと思っていたが、ミスター・ロンリーだった。

 この番組を知ったのは27歳くらいのときだった。勤めていた会社の同僚女性からこの番組の話を聞いた。私はその頃まで深夜ラジオを聴く習慣がなかった。

 夜間大学に入るのに受験勉強ということもないから、旺文社の「大学受験ラジオ講座」などというのも聴いたことがない。赤単などという言葉も全く知らなかった。

 それになにより自分の部屋というものが無かった。

 ジェットストリームは深夜一人、自分の部屋に静かにムード音楽が流れる番組であった。同僚の女性も学生時代、ひとりでこの番組を聴いていたのだろう。

 城さんが読み上げるこの詞が、ミスターロンリーのストリングスにのってよかった。

 城さんは1995年63歳で亡くなっていた。番組は今でも続いているらしい。

 最近ムード音楽がテレビにもラジオにも流れていない。ムード音楽によって気持ちが和んだ時代が確かにあった。

 今の時代、音楽はあるのだろうか。最近集団で一糸乱れぬ踊りをしながら歌を歌っている。あれは音楽なのだろうか。

 今夜から布団を変えたらしい。固めの布団が少し体にこたえるようになってきた。

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