結愛ちゃんを忘れない

つぶやき

 今日の結愛ちゃんのことを思っていた。
 私の財布には船戸結愛ちゃんの写真が入れてある。写真と言ってもネットから印刷したもの。天使のようなかわいい顔をしている。息子がその写真を見てとても嫌がったことがあった。

 「もうおねがいゆるして」というノートを残して、義父の虐待によって死んでいった結愛ちゃんが可哀そうでならない。あの文章を5歳の子どもに書かせた虐待。どれほどのことが結愛を襲ったのか。

 母親はもうじき刑期を終えるのではないだろうか。虐待死させた男は母親より長い刑であったが、終身刑や懲役30年といった長期刑ではなかった。夫婦とも、死をもって結愛ちゃんに詫びるべきであった。

 「母親が子供を守らないで誰が守る」
 わずか5歳の我が子を、男に捨てられることを恐れて守ることをしなかった。
 刑期終えれば罪を償ったことになるが、母親としての罪は消えることはない。

 結愛ちゃんが死をもって虐待から逃れて、天国で友達と楽しく過ごしているならば、忘れた方があの子のためにいいのか、忘れてはいけないのか。今日財布の入れ替えをして、結愛ちゃんの顔を見続けた。この写真はこれからも持っていることにした。

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