夜がまた来る思い出つれて

つぶやき

 「お料理の番組 味はわからない」

 毎日新聞川柳欄にあった石倉よしをという人の句。たしかにその通り。気がつかなかった。

 玉村豊男氏が亡くなった。エッセイストで画家でワイナリー経営者。いろんなことができるというのは優秀な人だと思う。

 だが申し訳ないが私はこの人を知らない。80歳で肝がんで亡くなられたということが身に詰まされる。歳は私と変わらない。

 家内が千葉に住む高校時代の友人にメールを入れた。大雨を心配してのことである。

 この人は夫を亡くして長くアパートで一人住まい。昨年に乳がんの手術を受けている。

 大雨も避難勧告が出たらしいが無事。自分のがんの話はしたが、家内の手術の経過を気遣う言葉はなかったらしい。

 ま、そういうこともある。あまり行き届いた人というのも疲れるものである。

 福岡県議会の蔵内議長が議員辞職。やましいことがないなら辞職することもない。
 事は簡単なことである。蔵内氏もそれを知ってのことだろう。

 日本は企業戦士の活躍で発展したが、政治家は政治戦士にならなかった。こせこせと高い議員報酬に満足していただけ。

 ♪夜がまた来る 思い出つれて…♪
 
 夜は、その日何かをやり遂げた褒美のように来るもの。

 夫は、「今日こんなことがあってね」と自慢話を語り、妻は「それはようございました」と適当に相槌を打ちながら酒の支度をする。日本映画の定番。

 何もやり遂げなくても来るのが高齢者の夜。高齢者の夜が連れてくる思い出は後悔ばかり。

 明日は少し温度が下がるそうだ。何かをやり遂げた一日にしたいが、トイレで力んで成果を見ることぐらいしかない。

 仕事を終えて、「プワー、うまい、生き返るようだ」とビールを飲んでみたい。

 夜は毎晩毎晩来てしまうのだ。

 

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