笑顔の辞職会見

つぶやき

 県議会や市議会の議長、副議長は議員の互選で選出することに地方自治法に定められている。任期は議員任期と同じ4年。

 今話題の福岡県議会の議長は報道されている限りではみんな1年。
 ずいぶん短いなと思ったが、福岡に限らずそういうところは多いらしい。

 1年で交代ということは、議長希望者が多いからそれを効率よくはくための手立て、ということ以外になにかあるだろうか。

 議長経験というのは、議員としての箔とか権威などということに影響するのだろう。茨城県のある市議会の議員をしていた従弟は議長になりたくてなった。

 特定の会派が過半数の議席を確保していれば、議長職をめぐって何が起こるかは容易に想像できる。

 議長になりたい人が特定会派にお金を払った。
 請求されたのか、自ら払ったのか。事によっては恐喝罪、強要罪、贈収賄罪、政治資金規正法違反となる。

 請求したとされる中尾正幸という議員が辞職。「何度も言うが金は受け取っていない。だが県民には誰一人私を信じていただけなかった」というのが理由。

 何も悪いことをしていないのなら辞職することもない。親分のためにムショに入るやくざの子分のようなものである。刑期が終われば元にもどる。

 この男、どう見ても優秀そうな人間は見えない。ああいう発言の仕方というのは頭の悪い人が良くやる。取り巻きにこういうタイプが多い。

 彼は金は受け取っていないのだろう。受け取り窓口はたくさんあるはずだ。

 このみかじめ料問題は個人の問題ではなく組織の問題。それも組織として法的に成立しているものではないから責任の所在が曖昧になる。

 余裕の記者会見。笑いが絶えなかった。警察も検察も動かないと思う。

 バレなければ何をしてもいいのがこの社会。バレても証拠がなければ責任を問われることはない。警察も検察も道義的責任を問うところではない。だから蔵内勇夫議長も余裕の笑顔。

 不祥事を起こせば次回の選挙で選挙民の審判を受ける。逃げきれるものではない。

 と普通は思うが、ところが地方議会というところは投票率が国政よりも低い。組織票だけで当選してしまう。

 つまり怖いものはなにも無い。彼らの笑顔はそういうことである。

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