曇り空に想う

つぶやき
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 今日は朝から曇天。

 曇天という言葉を知ったのは中学生の時。

 あの頃分かりもしないのによく詩集を買っていた。萩原朔太郎、宮沢賢治、中原中也、立原道造。

 曇天は中原中也の詩で知ることに。

 曇天をどんてんと読めず、うん天と読んでいた。字も雲天と思っていた。雲の上に日があるとは気が付かなかった。

 なるほど雲が日を妨げている。

 「旗は はたはた はためくばかり」

 よく口にするのだが、読み返してみてこの句が「曇天」の中にあるとは知らなかった。いい加減な読書だった。

 今日は朝から曇天と書いたが、普通は言わない。「今日はくもりだな」が普通。その後に続くのが「もつかな」

 このところ晴天の日の陽ざしがきつい。車を運転していて陽が出でいる部分と影の部分のコントラストが違い過ぎて見えないことがある。薄曇りくらいがちょうどいい。

 関東地方の桜はとっくに終わったが、花曇りとは桜が咲く頃の曇り空のことを言うらしい。他の花には言わないそうだ。

 桜は曇り空が似合う、という意味合いがある言葉かと思ったらそういうことではなく、桜が開花する頃は白く霞んだような曇り空が多いという事を言っているらしい。

 やはり桜は青い空に限る。

 「いってんにわかにかき曇り」のいってんは、一転か一点か一天か。

 一転ではないかと思ったら一天が正解。辞書をひくこともなくネットはありがたい。

 浅草の大黒屋が店仕舞い。あの天丼はよかった。大きな海老天が3本入っている。ああいう天丼は他にない。

 天丼と曇天は関係ないが、言ってみたくなるのが「どん」という響きである。

 高齢者には晴天より曇天が似合う。「どんより」と言うからだろうか。

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