人生ゴールデンタイム

つぶやき

 義兄は、義父母が亡くなってから妻を亡くすまでの数年間をゴールデンタイムだったと言っていた。

 この言葉だけを聴けば親思いじゃないということになるが、義兄夫婦は結婚以来、義母のたっての願いで義父母と同居生活だった。

 義父母は2人揃って90過ぎまでの長命であったので、同居していた義兄には大きな負担があったものと思う。

 長年の同居生活と父母の晩年の世話で、夫婦二人だけの生活なら自由気ままに楽しめた人生を、大分不自由なものにしたようだ。

 親が亡くなって人生初めての夫婦二人だけの生活。何をするにもどこに行くのも好き放題。本当にゴールデンタイムだったのだろうなあと思う。

 同じ歳の妻を75歳で失って、それから一人住まいであったが、4年後に亡くなってしまった。一人になってしまっても、もう少し人生のゴールデンタイムがあればよかった。

 世の中今日からゴールデンウィーク。勤め人にはゴールデンだが、自営者にはゴールデンでもない。給料のために働いているからゴールデンとなる。

 高齢になってゴールデンウィークと聞くと、道路やデパートなどの混雑のことしかない。普段暇なのだからゴールデンウィークは若い人たちにまかせて、高齢者は家にいた方がいい。

 ゴールデンには、ゴールデンアワー、ゴールデンタイム、ゴールデンショー、新宿ゴールデン街といろいろあるが、ゴールデンでないのにゴールデンというのもある。いかがわしいところに利用されたりもする。

 ネットで得た知識だが、日本で最初にゴールデンという言葉を使ったのは金髪のことかららしい。

 英語では日本で言う金髪を、ブロンドあるいはプラチナヘアと言って、髪が金色という認識はないらしい。舶来崇拝からそういうことになったのかもしれない。

 私にとってゴールデンと言えば「東急ゴールデンコンサート」。
 昭和34年から47年まで、文化放送で毎週放送されていたクラシック音楽番組。

 毎月一回公開録音というのがあって、往復はがきで申し込んで無料でオーケストラの生演奏が聴けた。

 渡辺暁雄さんが指揮する日本フィルの演奏。今思うとあの時代クラシック音楽に活気があった。

 クラシック音楽を聴き始めた中学時代。この番組は本当にゴールデンだった。

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