歌謡曲はよく耳にしていたが、あまり作詞家のことについては関心が無い。
メロディに感心しても詞には関心がなかった。
作詞家が、銀座でホステス相手にコースターの裏などに書きなぐった詞がヒットしたなどと言う話を聞くと腹が立ってしょうがない。
そんなことから、安井かずみという作詞家が活躍していた時代でも、全くこの人の名前を知らなかった。
きのうの深夜ラジオはこの人の特集。アナウンサーは松井治伸という人だが、この人はいちいち自分の感想を述べる。それが実に聞き苦しい。
この番組に須磨佳津江という女性アナウンサーがいるが、深夜に大騒ぎをしているようなしゃべり方で、この人も聞き苦しい。一度投書したがNHKは無視したようだ。
安井かずみさんは私と8歳違い。1994年に55歳で亡くなっている。
フォーク・クルセダーズの加藤和彦さんの奥さんであったことは、加藤さんが亡くなった際の報道で知ることになった。
女性の憧れ、時代の先端を行くような人、と言われた人のようだが、作品には古風な日本的なものもある。
「恋のしずく」「私の城下町」「赤い風船」など彼女の作品であった。なかなかの才能の持ち主であったらしい。
「不思議なピーチパイ」という曲を初めて聴いたのは私が32歳の時。転職したころのことだからよく覚えている。バカにシャレた都会的な歌だなと思ったものだが、作詞安井かずみ、作曲加藤和彦ということは、それからずいぶん経ってから知った。
安井さんが亡くなって32年が経つ。考えてみると「恋のしずく」は私が20歳くらい、「私の城下町」は23歳くらいの時だったからその頃安井さんは30歳前後。
加藤和彦さんは安井さんの死後、中丸三千絵さんと結婚しているが、離婚後62才の時自殺している。そういえば中丸三千絵さんはどうしたのだろうか。
ま、中丸さんのことはどうでもいいが、加藤さんはかなり重症な鬱を発症していたらしい。
フォーク・クルセダーズでは加藤さんよりもはしだのりひこさんが懐かしい。
クルセダーズ時代のはしださんの歌ではないが、「風」や「花嫁」の歌は、私が20歳前後のとき、いつもそばにあったような歌である。
はしださんも9年前に亡くなっている。72歳、パーキンソン病だったという。
若い頃知った人達がどんどんいなくなる。いなくなってからの時間が、何十年という単位になってきた。私はいつまで生きるのだろうか。


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