ちょっとつらい近所の人の訃報

つぶやき

 我が家の前を毎日行ったり来たりと歩いていた人が亡くなった。ほんの前まで元気な姿で歩いていたのだ。話をしたことはなかったが、この人の死はちょっと重い。

 昼と夜の区別がつかなくなってしまって施設に入ったという。そういうことがあるのか。

 それから10日ほどして亡くなってしまったらしい。86歳。死因は老衰だが全身がんだったという話だ。

 かなり早くにリタイアされて、子供たちの通学時には交差点の角に立って誘導していた。さぞかし現役の頃は優秀な人だったのではないかと思わせる雰囲気を持った人だった。

 同じ町に何十年も住んでいれば、亡くなる人を多く知るのは当たり前。だがただ顔見知りだけだったという人の死も、老いて死ぬことの切なさを知らされる。

 この人のように昼と夜とが判らなくなったとか、自宅のトイレが判らなくなったとか、風呂から上がれなくなったとか、そこら中に顔をぶつけていつも血だらけだったとか、そういう話が訃報と一緒についてくる。

 85、6歳、たしかに人生の潮時だ。私はあと5、6年のこと。
 孫が生まれて5年経っても、孫はまだ5歳だった。

 70代は神様がくれた人生のパラダイスだそうだ。70歳を迎えることなく死んでいった友人が何人かいる。医者通いの70代だったが、不運を嘆いては彼らに申し訳ない。

 まだ意識のあるうちに何をすればいいのか。思い出を作っておこうかと家内に言ったら要らないという。そういえば家内が人生最高の楽しみだったという海外旅行にいつも私はいなかった。

 家内が人生を振り返る時、そこに私はいないのだなと思う。

 まあそれも仕方がない。人生を楽しめない者が一緒に行ったら家内の海外旅行は人生最高の楽しみにならなかった。旅行代を稼げたことでよしとしよう。

 今日1日PHP騒ぎ。知れば知るほど恐ろしい。PHPは松下幸之助の雑誌のことかと思っていた。

 台風は中国どころか北朝鮮にも行かないでまた日本に来る。なにを考えているのか。

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