性的少数者に対する差別を禁止する法律ではなく、理解を増進するという法律に、何か意味があるのかと思うが「LGBT理解増進法案」が昨日参議院で可決された。
ある記事に、国会議員はこの法案をちゃんと読んでいるのだろうか、という疑問が提示されていたが、言われてみればなるほどと思うほど、国会に居並ぶ議員さんたちが勉強熱心とは思えない。
性的少数者に対する差別を是正する政策が今後行われるかと言えば、この法案だけで終わるように思う。筋道の立った根拠など持っているわけではないが、事の本質と政治の在り方を見れば、そうなることは目に見えている。
性的少数者という言葉さえ忘れてしまうであろう。
先日の新聞にどこかの教育委員会が、小・中学校の生徒がどれだけ君が代を暗記しているか、という調査をしていたことが書いてあった。君が代は国歌である。未来を担う子供たちが国歌を愛すべきことは当然のことである。
別に異論はない。しかしどういう国をイメージして愛するかということが子供たちに必要である。その辺のことがこういう場合いつも不明である。例えばフランスなら市民が立ち上がったフランス革命。アメリカなら開拓魂。
これらの国の国歌には歌う者に誇りと共感がある。
以前、あるサッカー選手が試合開始前の国歌斉唱に際し歌わなかった。それはメディアの指摘だけではなく、テレビを見ている人にも明らかなことだった。その理由を聞かれた選手は、この歌を歌うと闘志が湧かない、と答えた。
君が代を歌わせたい人達はこの発言をどう聞いたのだろうか。侮辱罪などという罪名が浮かんだのであろうか。とにかく何事もなくてよかった。
神奈川県の住宅地の高齢化が進み、住民の生活が不便になっているというテレビニュースがあった。
かつての商店街はシャッター街となり、日常の買い物をする店がない。
昨今どこでも生じていることだが、ここはちょっと違う。坂道の多い町なのである。
神奈川県は特に坂だらけの住宅地が多い。坂のある町は高級住宅地に見えるから坂のところに住宅地を開発したということではない。神奈川県は坂ばかりなのである。
それもトーチカのような高いコンクリートの基礎の上に建物が建っていることが多い。
開発ブーム後、大きな地震がなかったからいいようなもの、これからのことを思うとぞっとする街並みである。
坂道が高齢者の生活を阻んでいる。かつては誰もがうらやむ高級住宅地の住民だったのに、今は過疎地の住民になってしまった。
杉下さんと北別府さんが亡くなった。2人ともピッチャーだった。歳の差が32歳ある。異なる時代に野球をやっていたことになる。
しかし北別府さんは若い。65歳。50歳くらいの時に白血病を発症していたようである。
その後治療をしていたと思うが、この15年という歳月が、命を救うための時間にならなかったことが気の毒で残念である。
広末涼子という女優さんの不倫騒動が賑やかである。いろいろ切実な事情あってのことかもしれないから、賑やかである、という言葉は使うべきではないが、メディアは賑やかである。広末さんのラブレターまで出回ったらしい。
広末さんは20代の後半くらいかなと思っていたら42歳だった。
そうか42歳でも不倫はするのか。ラブレターも有りか。元気な人なんだな、という感想しか浮かばない。
ネットで、矢崎滋さんと都はるみさんが東北のホテルで暮らしていることを知った。
矢崎滋さんは以前相棒というドラマで見たことがある。真面目そうな人間を演じることに向いているような役者さんである。
二人はいくつなのだろうかと探したら75歳である。不倫なのかどうかはどうでもいいが、二人でホテル住まい。スイートルームもあるような豪華なホテル暮らしなのか、ビジネスホテルのようなところなのか。
あの一世を風靡した大歌手と東大出の役者。老いらくの恋というのか、人生の終着駅というのか、人生無常というのか、生きることの意味というのか。他人がとやかく言うものではないが、見たところなんとなく地味そうなのがいい。
都はるみさんは一度歌手を引退して後進を育てようとしたが、みんな下手くそで私が戻るよりしょうがない、と言ってすぐに歌の世界に復帰したが、今度は、もう華やかなスポットライトは要らない、ということなのだろう。
日銀は16日の金融政策決定会合で、金利を低く抑える大規模な金融緩和策の維持を決めた、と報じられている。まだしばらく低金利が続くことになる。
低金利が続くとなれば円安になるようだし、株も下落するのではないかと思うが、株は絶好調らしい。経済のことはよく分からない。
ともかく低金利であれば住宅ローン金利も上がることはないから、娘たちの家計のために良かったと思うくらいのことである。しかし大規模な金融緩和策というものはいろいろ問題を含んでいることは確かなことらしい。
締めは明るく華やかに、ということを意図する気はないが、このところの大谷選手の活躍はものすごい。昨日は22本目のホームランを打って単独トップになっている。投手でも6勝目をあげた。メジャーを代表する選手になりそうな勢いである。
打ってよし、投げてよし、走ってよしなのだからアメリカ人には驚嘆の選手である。
大谷選手に対してアンビリーバブとか地球以外の人間とかいう言い方がされるらしいが、それは選手としての活躍もさることながら彼の人柄とか謙虚さに対してではないだろうか。
アメリカはトランプのような人間を大統領に選ぶ国である。やはり大谷の人柄を彼らは理解できないのではないだろうか。
このところ変わりやすい天気が続いている。何日か前台風3号が関東の沖合を通過した。その影響で関西方面では豪雨となった。
また豪雨や台風の進路が気になる季節になった。この季節を過ごさないとあの穏やかな季節を迎えることができない。うまく出来ているということではない。嫌なことはないほうがいい。(了)
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