最近、秋野暢子さんの記事を見かけない。がんが完治して、またテレビなどで活躍しているのかもしれない。
森永卓郎さんは昨年12月に、ステージ4のすい臓がんであると公表したが、その後「原発不明がん」ということになった。
原発不明とはどういうことかと思うが、原発不明すなわち良性ということではないだろうから、森永さんには申し訳ないが、あまりいい状態とは思えない。
健康な人間が言うのではなく、同じくがんを患う私が言うのだから、少しは勘弁してもらえるかもしれない。
「来年の桜は見られないかもしれない」と、医者は森永さんに告げたらしい。ひどいことを言う医者もいるもんだと思ったが、人の命を告げるには、吟味されたいい言葉なのかもしれない。
森永さんは戸山高校から東大の秀才。私よりちょうど10歳年下である。体調も大分いいらしい。あと10年頑張ってほしい。
このところ、自分のがんのことをあまり考えなくなっている。ひところのように「がん再発」というネット記事を探すこともなくなった。
定期検診の結果に、今のところ悪いことがないからであろう。しかしがんは再発するものらしい。
8月に受けたPET-CTの「腸管に集積が認められるが正常の範囲と判定する」
という所見がやはり気になるので、昨日検査機関に問い合わせをした。
PET-CTの検査は、専門とする医療機関に病院が依頼するもので、患者自身が直接検査を依頼することはできないことになっている。その検査の結果も病院に報告され、患者にはなんの連絡もない。
8月の、PET-CT検査を踏まえた定期検診での、耳鼻咽喉科の医師の説明がはっきりしない。直接検査機関に問い合わせていいのかどうか分からないが、金を払ったのは私である。検査結果を教えないということはないだろう。
医師が電話口に出て説明してくれるだろうかと少し気になったが、電話を代わった放射線の医師が、「腸管の集積のことですね」と言ってくれた。
「分かりにくい所見を書いて申し訳なかったが、あなたの場合、腸の動きが悪いので検査液が集まって画像に写ってしまう。しかしがんではない」と言う。
私が、病院からは詳しい説明はもらえず、画像のコピーも断られたと話すと、「あそこの病院の耳鼻咽喉科の先生たちに大腸のことなど分からないですよ」と言う。
何のためのPET-CTかと思うが、本当に悪かったら病院も気づくはずだと思って、放射線医師の言葉は忘れることにした。
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