〝子はかすがい〟という諺がある。子供の存在が夫婦関係を保ってくれるという意味で一般に使われている。
悪い意味ではないが、子供の存在が夫婦関係を保ってくれるということであるなら、あまりいい言葉ではない。
物心ついたときに両親から「本当は別れたかったけど、あなたがいたから別れなかった」などと言われた子どもはどう感じるだろうか。
結婚は女性の我慢によって保たれている、と言っても100%間違いとは言えない。
女性の味方をしているわけではない。男の我慢によっても保たれているケースもまれにはあるだろうが、そんなにあるはずはない。
ではどうして女性は我慢するのであろうか。単に我慢するということもあるだろうし、打算で我慢することもあるだろう。打算でも我慢ができないときはどういうときであろうか。
ある女優が子宮がんになり全摘した。やはり俳優である夫は「もう女じゃない」ということを口にした。それを聞いた女優は離婚した。
この話が作り話でもあったとしても、男は言うことに事欠いてこういうことを口にするものである。
やはり女優でアイドルであったが、今は歌舞伎役者の妻である女性は、夫の性癖のような浮気に対して一応平然としている。夫の浮気を芸の肥やしとできる度量のある人なのだろうか。プライドと打算。両立できるものなのか。
どちらが女性としてエライのか。
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