妻に殺されるか妻を守るか

つぶやき

 紀州のドンファン殺人事件に無罪判決。状況証拠の積み重ねでは犯罪の立証にならない、と裁判所は判断したことになる。なにより直接証拠が必要だ、ということだろう。

 普段まともなことを言う弁護士が、「信じられない判決だ」と言っているが、法律の屁理屈の世界に甘んじていればそういう考えになるというだけのことで、今回の判決は素人の法感情からすれば至極妥当な判決だと言うべきである。
 
 それでは世の中は犯罪者だらけになる、と検察は言いたいだろうが、検察内部にも犯罪者はいるし、国会などというところは犯罪者だらけである。捕まらない犯罪者というものはいっぱいいるのである。

 被告人はかなりのワルのようである。いろいろ事件を起こしているし、AVにも出演していたらしい。50歳も歳の違う男との結婚であれば、遺産目当てと言われてもしょうがない。

 本当のところは犯人かも知れない。しかし「殺した」ということが立証されなければ単なる噂話である。検察は噂話を事件にしたことになる。
 上級審で審理されるようなことがあったとしても、直接証拠がなければ罪を問うべきではない、という理屈は維持されなければならない。

 韓国尹大統領の逮捕は間違いないことだろう。なんであんなことをやってしまったのだろうかと思うが、多分突拍子もないことではないか。

 森永卓郎氏は、「美しすぎる嫁を守るために大きな判断ミスをしたんじゃないか」と分析。
 森永氏の金建希(キム・ゴンヒ)大統領夫人についての批判は痛烈である。
 「こいつがすげー悪い奴で。学歴詐称はするわ論文盗用はするわバッグ貢がせるわ…めちゃくちゃやっている。悪女の典型」と述べている。

 「たかが一人の女への復讐のために世界を敵に回すのか」という言葉は、映画カサブランカでのイルザのセリフであった。
 尹大統領は一人の女のためにすべてを失うつもりのようである。

 尹大統領は50歳を過ぎての初婚であったらしい。わずかな映像を見ただけでも、あの夫人に惚れ抜いていることがよく判る。
 森永さんは、「付き合う女はちゃんと選ばないと」と言っている。古い言い方であるが、いつの時代にも通用する言葉である。

 女も男もちゃんと選ばなければ人生を台無しにしてしまう。
 しかし整形大国韓国では、男性は女性を見る目を失ってしまうのかもしれない。整形は仮面である。尹大統領は「それでもいい」と思っているように見える。

 一国の大事件を語るには論拠稚拙であるかもしれないが、尹大統領の今回の戒厳騒動は整形文化のなせることではないかと思う。

 男はいつの時代でも、どこの国でも、女に惑わされるものである。
 しかし、女に惑わされて後悔したという話は聞かない。惑わされるということは、そういうことなのであろう。
 
 「付き合う女はちゃんと選ばないと」ということでは惑わされることがない。
 そういうことでは森永さんはつまらない男である。

 国語辞典に「魅惑」とは、「人の心をひきつけ、理性を失わせること」とある。
 
 「理性を失わせること」。すごいことである。

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