人生の陥穽

つぶやき

 「自民党の裏金問題がこれで収束するはずはなく、何人か逮捕者が出る」
 「小池知事の学歴詐称問題で小池氏は失職するかもしれない」

 ヤメ検弁護士若狭勝氏の何ヶ月か前の発言である。このことに限らず彼の予想は当たったことがない。無能である。小池氏と一時組んでいたことがあるが、要は小池氏に捨てられたということである。

 その若狭弁護士が、今度は斎藤兵庫県知事とPR会社の公職選挙法違反を言い出した。
 しかしこれは彼の推量ということではなく、当事者のアホさから事件が露見してしまったようだから、彼の推量は当たっていたというより、誰でも判っていることを口にしただけのことである。

 人生の陥穽ということを思う。ほんの前まで斎藤知事再選の立役者であったPR会社女性社長が社会からの抹殺に遭遇している。

 ま、これだけの逆転劇を演出したのだから舞い上がるのも分かるが、思慮を欠いてしまった。
 PR会社社長の「手柄独り占め」ということで事態を収拾できれば斎藤知事はセーフかも知れないが、ポスター代の支払いということだけで済ますことは無理ではないだろうか。 

 「池袋暴走事故 飯塚幸三受刑者が老衰のため刑務所で死亡 93才」
 飯塚幸三氏。東京大学工学博士。通商産業省技官。国際計測連合会会長。日本計量振興協会会長。計測自動制御学会功績賞。瑞宝重光章受勲。
 2019年4月に起こした池袋暴走事故により2021年9月に禁固5年の実刑判決が確定。これに伴って瑞宝重光章を剥奪され、受刑中の2024年に刑務所内で獄死、とネットにある。

 アクセルとブレーキの踏み間違え。本人は最後まで自動車の故障を主張していた。
 獄死とは、被害者のことを考えてもつらい言葉である。

  

 

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