ジャニーズ、ヤンソンス、給食の倒産

つぶやき

 台風13号が気になるが、天気図には暴風圏がないので少しは気が楽である。水不足と言われているから、洪水にならない程度に雨だけ降ってくれればありがたい台風ということになる。

 昨日のテレビは午後からジャニーズ事務所一色。見たくもないのでBSに変えると、古色蒼然とした映画が始まったところ。

 アメリカ映画十戒。懐かしやチャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナーが出ている。見てみようかという気になったが、あまりに画面が厚化粧のようなカラーなのでやめてしまった。

 チャンネルを変えると、どこもかしこもジャニーズ事務所の記者会見ばかりである。NHKまで「LIVE」と表示している。

 テレビを消し、楽しみにしているマリス・ヤンソンスの2時からのFM放送を待つことにした。

 ヤンソンスは私と4歳違いであるが、4年前に今の私の歳で亡くなっている。いい指揮者だったと思う。コンセルトヘボーとのライブ録音によるマーラーの巨人が流れたが、過剰な緊張に走ることがなく、期待通りの明快な交響曲第1番であった。

 私は中学生の時、マリスの父親アルヴィド・ヤンソンスを見ている。私の音楽体験において宝のようなものであるから、「君はアルヴィドを見たか、私は見た」と同年配の音楽好きにいつも自慢している。

 4時前に曲が終わり、テレビをつけてみるとまだ記者会見が続いている。何時間やっているのだろうか。それだけ重大事件であったということなのか。

 肝心なところはとっくに終わっているようで良く分からない。新社長になったというタレントの端正な顔立ちが印象的である。

 「人類史上最も愚かな事件」と言ったらしいが、こういう発言は虚しい。思いついた言葉を口にしただけのことである。

 しかし話の内容に巧拙あったかもしれないが、長時間よく応えたと思う。さすがタレント、舞台度胸は満点のようである。

 一昨日あたりから、ある会社の破綻が報じられている。ピッグ・モーターであるなら自業自得、というところだが、残念ながらそんなのではなく、まともな会社の破綻である。病院や学校などに給食を提供している会社の破綻である。

 これは単に給食の問題ではなく、社会の仕組みに関する大きな問題である。

 ガス代、電気代、材料費、人件費、すべて値上げの中で、やればやるほど赤字になる、という事業者の話を社会は聞こうとしない。

 補助金の申請をすれば手続きに時間がかかり、補助金と言っても事業継続には役に立たない微々たるものである。

 学校や行政に値上げを要求しても拒否される。
 病院に値上げを掛けあえば、他の業者に替える、という返事が返ってくる。

 食材費や人件費は高騰しているのに、給食は安くてあたりまえ、という認識が消えることがない。

 今回事業をやめた経営者は、毅然と自信をもってやめた、と私は思っている。
 事業を継続できないということに同情を求めたのではなく、理解を示さない社会との決別を宣言し、今後の社会のあり方に警鐘を鳴らしたのだと思う。そのために自らの事業を犠牲にしたのだと思う。

 安倍元首相が外遊に出かけた。この人は国会が終わるたび外遊に出かける。奥さんを遊ばさせなくちゃ、という感じである。行く先々で援助金だ支援金だと、大盤振る舞いをしていた。あれは外遊のチップではなかったか。

 あの金は何かの役に立ったのであろうか。亡くなった人を責めてもしょうがないが、いつも思い出す外遊である。(了)

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