世の中上には上がある

つぶやき

 そういう視点を持っていなかったが、言われてみれば確かに銀メダルということは「負けた」ということである。
 勝負の世界では1番ということしかなく、2番目に勝った、3番目に勝ったということには意味がない。

 私大のトップクラスという大学は、いくら私大のトップであっても銀メダルということになる。東大が金メダルであるからである。
 前総理大臣であった岸田さんも、銀メダルに甘んじたことをいつまでも負い目にしていた。

 学歴について語れるような学歴はないが、孫の高校進学以来、我が家には今まで聞いたことのない話が舞い込んでくる。
 中でも驚きであったのは「あの子はあまりできがよくないから早稲田に行った(慶應に行った、でもいい)」という話である。
 兄や姉はみんな東大ということらしい。

 世の中には優秀な人たちがいるものだと思ったとしても実感することはなかったが、孫のお陰で世間を知ることになった。

 優秀と言えば亡くなられた鳩山邦夫氏が挙げられる。私の音楽仲間に、以前は教育大付属高校といった高校で数学の教師をしていた人がいて、鳩山氏を教えたことがあるという。信じられないほど優秀であったと懐かしんでいた。東大法学部首席卒業である。

 鳩山氏は2016年に67歳で亡くなられているが、政治家としての晩年は、不可解な行動の多かった人のような印象がある。

 以前東京都知事であった舛添要一氏は鳩山氏とは東大の同期であったらしい。舛添氏も東大法学部首席卒業である。互いに首席を名乗っていたようだが、政治家というものはそういうものである。

 舛添さんも大変な秀才だったそうだが、それにしてはお粗末な都知事退任であった。
 人生金メダルを取ってしまうと納め方が判らなくなってしまうのかもしれない。 

 

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