ここ何日か「まつのき小唄」を口ずさんでいる。家内は「イヤな歌ね」と言う。
私だっていいと思って歌っているわけではない。ちょっとメロデイを聞いたりするとしばらくそのメディが頭から離れない。ついこないだまでは「夕焼け空が まっかっか トンビがくるりと輪をかいた」であった。
音楽的才能があるらしく,駄曲でも名曲でも、どんな歌でも細部まで正確に覚えてしまうのである。
「♪金持ってこいでは 恋じゃない♪」。家内が言うまでもなく下品極まりない歌である。こんな歌がウケると思って作詞する作家の気持が知れない。
昭和30年代、新年会、忘年会、新入社員歓迎会、社員慰安旅行と、日本の会社は宴会だらけであった。
よりによってお座敷歌謡なるものが誕生する。この歌もそんな中のひとつ。ズバリ「お座敷小唄」という歌もあった。みんな手拍子をして座を盛り上げることになっていた。なんとも懐かしく、貧しい昭和の風景であった。
それから昭和40年代、歌謡曲は全盛期を迎えるが、突如ド演歌が登場する。
ぴんからトリオの「女のみち」、殿様キングスの「なみだの操」。何度もこのブログに書いているが、歌も下品、歌っている人間も救いようもなく下品。こんな歌はあっていけない。
「そりゃあ、あんたの勝手。いい歌だという人だってたくさんいる」
そんなことは判っている。どんなに醜悪なものでもいいという人はいるものである。だがこのブログは有料。何を書こうと私の勝手。
こんな歌が大ヒットする。「女のみち」はシングル売上歴代2位の325万枚。「なみだの操」は197万枚。
なぜ、どうして、こんな歌を聴きたいのか。
日本人の感性に絶望する。
高市自民、過半数獲得濃厚。「女のみち」や「なみだの操」のまんま、ということなのか。
日本人の理性に絶望する。



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