12月30日の訃報

つぶやき

 「ロンドンの灰色の空が懐かしい!東京の空は青すぎる」と言ったのは「こち亀」の絵崎教授だった。

 この漫画の作家はロンドンでの生活体験があるのだろうか。私はロンドンの空を知らないが、確かに東京は青すぎる。

 晴れるのは結構だがとてもまぶしい。このところ横断歩道での事故が多いと新聞にある。運転者はまぶしくて歩行者が見えない。新聞は歩行者に明るい色の服を着るように勧めている。

 明日は大みそか。借金取りが来るわけでもない。紅白を心待ちにしているなんてことはない。第九はレナード・スラットキン。アメリカ人の第九は聴かなくても分かる。要は何もすることがなく、何も聴くこともない一日となる。

 もう有名人の訃報もないだろうと、「今年亡くなった人」一覧を見るが、八代亜紀さんは1月頃だったなと思っていたら亡くなったのは2023年の12月30日だった。

 小澤さんも亡くなってしまった、と思ったら去年のことだった。有名人の死は知っているようで覚えていない。

 みのもんたさんは3月に喉に食べ物を詰まらせて亡くなった。パーキンソン病を発症していたらしいが、意外な死因であった。

 みのもんたさんのファンでもないし関心もないが、この人には栄枯盛衰という言葉がピッタリの人として思い出す。

 ひと頃ものすごい勢いでテレビに出演していた。ギネスにも登録されたという話がある。

 それだけのことだが、そのみのさんが焼き肉屋で喉を詰まらせて死去。

 「みのさん、あんたの人生なんだったの」と言っては気の毒だが、「時価17億円の大邸宅がそのまま」というニュース記事を目にすると、そんなことを考える。

 人生無常、無情、無上とあるが無状もある。無上の人生を歩みながら、人生の無常と無情を併せて体験した人であった。

 「銀座の帝王」と呼ばれたそうだが、その言葉に「素晴らしい人間」という意味はないようだ。人生思わぬ成功を掴んで、有頂天になってホステスと遊んだだけ、ということらしい。

 酔うがまま、ブログを書いていたら、とんでもない訃報が入ってきた。「不破哲三氏死去」

 高齢であることは知っていたが…。12月30日、これほどの訃報はない。

 難しいことは何も知らない。私は共産主義者でも共産党員でもない。ただ新宿高校から東大へ。それに国会中継での不破さんの質問に感動したことがあるだけ。自民党議員の陳腐なこと。

 「共産革命によって不破に殺されるのなら仕方がない」と、東大教授に言わしめたほどの秀才であったという伝説がある。

 12月30日。大みそかの前日。なんの抑揚も出来事もない一日のように思えるがそんなことはない。何事もないような日に事は起きるものである。

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