プーチンがウクライナに侵攻したとき、現代ロシア政治学が専門という大学教授がよくテレビに出演していて、「99%の確率でプーチン大統領が6月末までに辞任する」と言っていた。
元NHKのニュースキャスターで現在フリージャーナリストという人は、「ロシア経済は6月までに壊滅する。プーチンはクーデターでどこかに連れて行かれてしまう」というロシア高官の話を引用して語っていたが、「こんな話まで私は知っているのだ」という言い方をしていた。
何度かこのブログでお二人の名前を出しているがここに書くこともない。結果としてお二人の予想はことごとく外れている。
学者やジャーナリストたるもの、よくもこんないいかげんな話をするものだと思っていたが、それでいいんだそうである。
あの当時視聴者が望んだものは、人々が平和に暮らすウクライナに武力で侵攻を企てたプーチンの失脚とロシアの破綻である。だからテレビに出演するコメンテーターは、それに合わせた発言がテレビ局から求められたらしい。
同じようなことが中国と習近平についても言われている。
不動産不況から中国経済が破綻に瀕している。習近平はすでに国民の信頼を失い、近いうちに失脚する、というようなことである。
最近の中国の横暴さを見るにつけ、私も中国や習近平をよく思うことはないから、破綻とか失脚と聞けば、ざまあみろと言いたくなる。あまりいい言葉ではないが。
だがこれらの話は前から何度も聞いたり目にしたりしているが、中国も習近平もちっともなんでもなさそうである。
そんなことを思っていたらあの舛添要一氏がこのことについて述べている。メディアなどに登場する日本の「中国専門家」は、「大衆向けの金稼ぎのため虚偽情報の垂れ流しをしている」と言うのである。
現在の中国を批判している中国専門家と称する連中はこの4~5年くらい中国に全く行っていない。行けばスパイ容疑で捕まるらしい。
4~5年も中国に行っていない「中国専門家」が、4~5年以上も前の知識で現在の中国を語っている。それが日本の「中国専門家」の中国批判だと舛添氏は言う。
今の中国は電子自動車やドローン、AIなどのデジタル分野の進歩が著しく、人々の生活は全部スマホだけで足りる。
監視カメラがあらゆるところにあるから、北京で買い物すれば、何をどこで何時何分何秒に買ったかまで全部当局は把握している。昔みたいにスパイを尾行して取り締まるみたいな、そんなバカなことはやらない。
習近平体制について「今にも崩壊しそう。いつ失脚するかわからない」などといった見解を示しているが全く逆である。盤石で揺るぎが全くない。
舛添氏は頻繁に中国を訪れているらしい。習近平政権の幹部らとも面会したり、来日した中国代表団とも会談するなどしていることから「今、中国で起こってることがよく分かるわけです」と言っている。
ロシアのウクライナ侵攻に際しての大学教授やジャーナリストのテレビでの発言。中国経済や習近平に対する破綻とか失脚と言うテレビコメンテーターの発言やネット記事。
舛添さんの話を鵜呑みにするわけではないが、テレビなどはいいかげんなものだと思わなければならなくなった。



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