今日冷蔵庫を買う。日本製。家電販売店の販売員が日本製をすすめる。
今使っている冷蔵庫は7年前のもの。壊れたということではないが、家内はイヤになっている。
安くはない。展示品を買おうというのではない。こだわりを満たすと高くなる。
80歳近くなって買い替えなければならない家電が多い。「全部買い替えたところで200万もいかないでしょう」と家内が言う。
そうか、俺の稼ぎがよかったのだな、としみじみ思う。この気持ちは女性には判らないものらしい。
「この家と一緒に朽ち果てていきます」と言っていた人が今年4月に亡くなった。その通りになってしまった。
若い夫婦と中年の夫婦と老年の夫婦を冷蔵庫売り場で見かける。絵に描いた話のようだが作り話ではない。
冷蔵庫とか洗濯機の買い替えは、人生それぞれの時代のエポックである。それぞれの時代を思い出す。
マンション住まいをしていた30代の始めの頃に買った食器ダンスには思いがある。新宿のデパートで買った「一生使えます」という高級品。
戸建て住宅を建てた時、「この際買い替えられたらいかがですか」という家具屋の営業マンがいた。即刻出入禁止にした。
「大切に壊させていただきます」と言って工事を受注した建物解体業者の話がある。依頼主はこの言葉に感激したという。
いい話だと思うが、できすぎた話である。
今年もあと10日。年明け早々の5日にはがんの定期検診。翌6日は新しい義歯のかみ合わせ調整。
いい年になるような気がする。



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