きのう近所の行きつけの、と言っても車で20分くらいかかるそば屋に行ったが満員で入れない。まだ12時には30分もあるというのになんたること。
江戸っ子は待ってでもそばを食べるものかは知らないが、江戸のはじっこの方で育った者は待ってまで食べたくない。
車をUターンさせて青梅に向かう。青梅のそば屋は行きつけの店の中で一番うまいと思うが、どの店も食べてみればみなうまい。
やっとこさそば屋に着き、入り口に「新そば打ち始めました」の張り紙を見る。「新そば始めました」の張り紙はよく見るが、「打ち始めました」というのは初めて。
ここのオヤジはいろいろと凝り性のようだから、張り紙1枚にも工夫したのだろう。
しかしそばはなぜ打つというのか。そばの工程は、こねる、延ばす、たたむ、切るということで「打つ」はない。なにかいわれがあるにちがいない。
いつものように私はもり、家内は鴨汁つけそば。
移動時間に1時間もかかったから、腹もいい具合に空いていたのか格別うまい。いや、腹が空いていたせいではなくここのそばはやはり美味い。
食べ終わりを見計らったように店員さんがそば湯を持って来る。「今日は特別美味い」と言うと、愛想のない店員さんの顔がほぐれた。パートのおばさんでも店が褒められればうれしいのであろう。
「いやー美味かった」とそば屋を後にして、日向和田の「へそ饅頭」へ。
色違いの饅頭をひとつずつ買い、それぞれ半分にして2つの味を楽しむ。色の違いは薄皮に使う砂糖の違いらしい。
買ったらなにより急いで、アツアツのへそ饅頭をその場ですぐに食べのが一番美味しい。
澤乃井園の喫茶室でコーヒーをと思ったが満車。今日はウィークデーなのになぜこの混雑。時は紅葉真っ盛り。年寄りにウィークデーは関係なかった。
それなら玉堂美術館あたりの清流と紅葉を見ようとさらに先へ。
御岳渓谷に道路から降りていくのがこわい。いつ雨が降ったのかわからないが道が濡れている。急斜面。滑って転んだら尾てい骨骨折。
清流はやはりいい。気持ちが休まる。しかし戻りの上り坂が気になる。それに急な尿意。この頃よくちびる。
せっかくの遊歩道の散策をあきらめてトイレ探し。歩けない、尿意。立派な高齢者になったのだなと思う。
しかしこんなところに来てまで外人の姿を見る。それもイスラムの人達が頭につける頭巾をかぶっている女性たちだが、顔は東南アジア風。東南アジアの国にはイスラムが多いという話を思い出す。
それに中国人のような人たち。自分の国の景色の方がもっと雄大ではないかと思うがなんで日本に来るのか。外国人排斥になるが、見慣れた景色で中国語は聞きたくない。
玉堂美術館の対面に河鹿園があったが大分前に閉館し、その後美術館として再開したということだったが、そんな雰囲気はなかった。
去年の秋も奥多摩に来て、玉川屋でそばを食べ、吉川記念館で「冬隣り」という言葉を知ったな、と思いにふけっていたら、一昨年のことであった。
紅葉めぐり。1年1年歳をとる。



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