厚労省の直近の発表によると、男性の平均寿命は81.09年、女性は87.13年。
健康寿命は男性が73.4歳、女性が74.8歳。
平均寿命と健康寿命の他に「90歳まで生存する人の割合」というのがあって、男性25.8%、女性50.2%。
長生きに関しては圧倒的に女性が長い。女性には出産というリスクがあるが、それはあまり寿命に関係しないらしい。
男性は4人に1人しか90歳を迎えられないが、女性は2人に1人が90歳になる。確かに爺さんより婆さんの方が多い。
平均寿命も健康寿命も日本が特別長いということではないらしい。韓国や東南アジアの諸国とそんなに差はない。
日本は先進国だから寿命が長いと自画自賛したことがあったが、今では東南アジアの方が先進国。
健康寿命については実感するが、平均寿命を実感するのはあと2年ちょっとということになる。私が命に関わるような病気で入院したのは73歳のときだった。
人生100年と言われて大分経つが、70歳の半ばを過ぎた高齢者の健康寿命という意味での健康状態はどうなのか。
たとえは80歳の人で他人の手を煩わすことなく生活ができる人は何割いるのか。
介護保険制度における要介護認定率によると75から80歳で要介護認定を受けている人は約1割から2割。80から85歳では約3割前後。
80歳時点では約7割の高齢者が「要介護未満」であり、うち多くが自立して生活しているという。
80歳で要介護認定を受けている人は3割。思ったより少ないが、思ったより元気な年寄りが多いことが意外であった。
健康のことからお金のことになる。健康であってもお金がなければ生きていけず、お金があっても健康でなければ生きていけない。
高齢者の約6割が、「生活が苦しい」という統計があるそうだ。
「苦しい」ということにいろいろある。死にそうなのか、そこまでではないのか。
典型的なサラリーマン夫婦が65歳で定年になり、手にする年金は1カ月23万円くらいといわれている。
65歳のサラリーマン家庭の平均貯蓄額は約2500万円。中央値は約1600万円というデータがあるらしい。
この数字を見れば「生活が苦しい」ということはないように思えるが、「平均」ということに実態が隠れてしまっているらしい。
人生いろいろ数字がある。
人生一番真剣に数字を見たのはテストの点数ではなく、がんの生存率。
「5年生存率70%」。半分以上は助かるではないかと安心するが、しばらくして3割は生きていないことに気づく。
3割引きのディスカウントは高い値引き率だが、死亡率3割も決して低い数字ではない。
数字への思いは、人生その時その時さまざま。



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