値上げラッシュ

つぶやき

 久しぶりの曇り空。猛暑も少し和らぐと聞いて川島町にイチジクを買いに出かける。

 去年まで1箱400円台であったものが700円。木に成るものを収穫するだけのもの。値上げをするような要因はないと思う。
 家内は買うのをやめたが、そうされると我が家は貧乏なのかと心配になる。

 たまに行く日高市のポークショップは、ソフトクリームやポップコーンを100円値上げした。ふざけるなコンニャローと言いたい。二度と買わない。

 近所にあったお茶屋が廃業して建物を取り壊し、更地にして駐車場となったが、わずか2か月くらいの間に、24時間500円が700円になった。

 息せき切ったような値上げラッシュ。これを便乗値上げというのだろう。

 医療費2割に関する負担軽減措置がなくなるらしい。どうもこういう制度に関する説明というものが分かりにくい。

 我が家はありがたいことに1割。だから年金は少ない。

 医療保険制度において団塊の世代が悪者のように言われるが、こちとらとしては現役時代、言われるままの高額な保険料を払ってきた。

 なんでもかんでも「団塊の世代が…」という決まり文句で始まるが、すき好んで団塊の世代になったわけではない。団塊の世代になんの落ち度があるというのか。団塊の世代を生んだのは軍国国家ではないか。

 まあ落ち着こう。夜も深まり、酒も回ってきた。

 「充たそうとして充たされぬ不満」という言葉が記憶にある。
 2年前にコロナで亡くなった夜間高校時代の友人が、クラスの文集に書いた言葉だったと思うが、著名な小説からの引用だったのかもしれない。

 こういう言葉にわけもなく憧れたことがある。

 そう、青春はわけもなく憧れる。あとがあるからだ。

 高齢者は悲観する。あとがないからだ。

 例えば、今50代とすれば、あと30年か40年は生きる。
 今80代とすれば、よくてあと10年。

 人生とはこういうことであるが、若いうちはこれが分からない。
 
 今宵の酒はちょっと回りすぎたか。

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