遥か南海上から日本のすぐ南海上

つぶやき

 今日は祭日。何の日かと思ったら「山の日」。カレンダーを見てみると7月に「海の日」というのがあった。

 以前に比べずいぶん祝日が増えたと思うが、6月と12月には祝日がない。12月には天皇誕生日があったはずだが、平成天皇が退位されてから天皇誕生日は令和天皇の2月23日に替わった。

 昭和天皇の誕生日4月29日は昭和の日として祝日だが、平成天皇はどうするのだろうか。12月23日。クリスマスイブの前日。祝日であってもいいような気がする。

 関東地方はこの2、3日小雨交じりで猛暑も落ち着き、すごしやすいと呑気に暮らしているが、九州、日本海側は線状降水帯による大雨が続いている。
 昨夜もNHKは熊本地方の大雨特別警報を終夜報じていた。命に関わる大雨である

 1時間に00ミリの雨とはどういうことなのかと、テレビなどで耳にするたびに思うが、「1時間に○○ミリ」というのは、雨水が別の場所に流れることなくそのままたまる状態で「1時間に雨水が50mmの高さまでたまる」規模の雨、ということだそうである。

 50ミリといえば5センチ。そう考えると大したことはないと思うが、1時間に50ミリの雨は「バケツをひっくり返したような雨」と言われる。

 傘を逆さにさしていれば、1リットルの牛乳パックが50個分たまる量だという。ともかく経験したことがないから、「1時間に50ミリの雨」は凄まじい大雨だとは思うが、まだ実感がない。

 ところが最近では1時間に100ミリという大雨が各地で降っている。50ミリの倍であるからバケツをひっくり返すどころではない。
 
 予報用語で50ミリの雨は「激しい雨」。80ミリの雨は「非常に激しい雨」。この時「滝のような雨」というらしい。80ミリを超えると「猛烈な雨」と言うらしい。
 
 100ミリのような大雨は、息苦しくなるような圧迫感や恐怖を感じるという。息苦しくなるというのだから、水中に潜ったような感じなのだろうか。

 大雨が続けば土砂崩れ。地方の山あいの村は山の斜面を背負うように家が建っている。何もなければのどかな里山の風景であるが、大雨となれば自然災害の爪痕といわれるように山肌が崩れ落ちる。
 まさかと思っていることが現実に起きている。

 これから台風シーズン。以前は「日本の遥か南(ミナミ)海上で発生した台風0号は」というのが台風情報の定番であったが、最近では「遥か」という言葉がつかなくなったらしい。日本のすぐ南海上で台風は発生するようになったらしい。

 日本のすぐ南海上で台風が発生するのであれば、2013年フィリピンを襲ったハイエンという名の台風を思い出す。「観測史上例をみないほどの猛烈な台風」といわれた 

 フィリピン近海で発生し西に向かい、勢力が衰えないまま880台くらいの気圧でフィリピンに上陸した。
 ホテルの窓が割れたとたん、ソファーかベッドのようなものが反対側の窓から吹っ飛ばされていった。最大瞬間風速102メートルはあったという。

 なにはなくても穏やかな秋を迎えたい。

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