思ったほど雪は積もらず

つぶやき

 天気予報が言うほど雪は積もらなかった。北国の人には申し訳ないが、乾燥続き、恵みの雪といったところである。

 大船渡にも雨が降ったようだ。山火事が続いている。降雨に消火の期待が託されたらしい。人為を超えた山林火災。

 今日は内科の定期検診。前回に比べわずかの改善があったが、好きな煎餅も、孫が京都の土産にくれた生八ッ橋も食べずに節制してきた身としては期待外れの結果。

 しかし医者は、食事制限もしていないでこの数値であればよくコントロールされている、と評価してくれた。

 このところ好天気が続いていた。車で出かけると、前を走る白い車が太陽に反射してとてもまぶしい。
 
 冬の日差しは夏よりきついと言われているが、白内障という言葉が頭に浮かぶ。70代の80%から90%が白内障という。
 また診察券が1枚増えることになる。

 テレビで介護施設の費用についての番組があった。そうであった、高齢者だからタダということではなかった。1ヵ月数万円から何十万円といろいろある。
 お金も心配だが、入所者の姿が哀れなように見えてしまう。なんとか住み慣れた我が家で老いを全うできないだろうか。

 近藤正臣さんの記事が目に留まる。悪い印象のない役者さんである。
 私とは5歳年上、83歳。郡上八幡で一人暮らし。8年前にこの地が気に入って妻と移住したという。

 「困り果てた、ただの老人です」と自らを言っているそうである。
 妻が認知症を発症、介護、そして一昨年最愛の妻を亡くす。
 映画やテレビで活躍した人たちが、いろんなところで、いろんな思いを持ちながら人生の終焉を迎えようとしている。

 もちろん人生の終焉は役者さんたちに限ったことではないが、若いころから、人によっては一緒に青春を過ごしたような役者さんの老後を知らされると、なにか考えさせられるものがある。

 いろいろな人生を演じてきた人が、「困り果てた、ただの老人です」という言葉に、なにか深い意味を託そうとしたとは思えない。人生とはこういうものであった、ということであろう。

 郡上八幡は美しい町と聞く。喪失感も孤独感も深いものがあるだろう。 

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