政治家や芸能人のスキャンダルは高齢者である私にとっては面白く、楽しみである。と言っては不謹慎と言われることになるかもしれないが、高齢者にとって彼らのスキャンダルはそれ以外の物ではない。
高齢者がいくら問題の指摘や考えを述べたところで、なにか役に立つことがあるわけではなく、社会が変わることもないからである。
高齢者に面白いと思わせるスキャンダルを起こす政治家や芸人に問題がある。
斎藤兵庫県知事の公職選挙法違反の疑いが面白い。
失職して再選されて今度は選挙違反。それもPR会社の女性社長さんの自慢話が事の発端。
斎藤知事は一貫して、「公職選挙法に違反するようなことはなかったと認識している」と答えている
あの百条委員会での斎藤知事を見ているし、一人駅前で頭を下げる姿も見ている。今回の騒動でも紳士的に真摯に答えている。
この人はいい人なのではないかと思う。とてもパワハラとかおねだりとか、車の停車位置がどうのと文句を言うような人には見えない。
ただ一つ気になることがある。この人は告発して自殺した職員に対する責任を問われて、「自分に責任はない」とハッキリ答えている。
この答えに斎藤知事の思考のすべてがあるような気がする。
物事が完璧に整理色分けされている。事の是非は別として曖昧なものがない。
こういう人を問いただすことはとても難しいことだと思う。
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