2023-12

つぶやき

年の瀬に考えることではない

 家宅捜索は検察の花道である。若い検察職員が隊列をなして捜索場所にのり込み、こんなに必要なのかと思うほどの段ボールの山をワンボックスカーに詰め込む。見慣れた光景であるが、検察の権威というものは根こそぎ持ち去るということにあるようだ。会計責任...
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痛快と痛恨

 最近爽快なことはあっても痛快ということがない。爽快といっても公園や河川敷を散歩するぐらいなことで、特別爽快な生活をしているというわけではない。  同じ「気分がいい」ということを表す言葉でも、爽快と痛快は違う。いつも言葉の選択において感じ...
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蟹は甲羅に似せて穴を掘る

 今年も残り2週間を切った。  大型スーパーも廃店となり、もともと寂しい我が町は、駅を背にして駅前商店街を眺めてみると、コンビニと葬儀社だけの町になってしまった。 歳末の気分を味わいたければ、下町とかそういうところに行かなければならなく...
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不倫の代償

 一昨日の夕刊に東出昌大という俳優さんのことが掲載されていた。その記事を読んで少し同情してしまった。  東出昌大という俳優さんを初めて映画で見たのは、あの関東大震災のときの虐殺を描いた「福田村事件」である。  この俳優さんが不倫...
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さよならだけが人生だ

「さよならだけが人生だ」という言葉がある。誰かの言葉であったような気がするが思い出せない。太宰治の小説のどこかに出てきた言葉ではないかと思うが、調べるのも面倒なのでそのままにしてしまった。しゃれた言葉ではある。  人と出会うことは別れ...
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リベートとキックバック

 岸田内閣の支持率が10%台になったという。支持率調査は調査する新聞社などによって異なるから正確なところは分からないが、ともかくあるニュース会社の調査では10%台ということらしく、それはあの麻生内閣以来のことだという。  いつものようにあ...
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言葉の重み 

 パー券のキックバックというのは要は「お小遣い」であると言う評論家がいた。まあそういうことだろうなと思う。  あまりよろしくない親分が、「これでも持ってどこかで遊んで来い」と札束をわしづかみにして子分に投げ渡すシーンが映画などによくある。...
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通所リハビリ

 通所リハビリセンターなるところに初めて行ったが、そこがどんなところかということより、通所と言う言葉がどうもピンとこない。なにかの書き間違いではないかとさえ思っていた。  もともと通所なる言葉があったのだろうかと思って調べてみると、「...
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勇退した方がいい

 谷川弥一という衆院議員の、4000万円超のキックバックがあったとする報道に対する、記者会見というのか記者に対する談話というのか、そんなことがテレビに映っていたが、吐き気がするほど醜悪な姿であった。  ポケットから紙を取り出し、「刑事...
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人生は悲哀とオロオロ

 ドラえもんの声を長く担当していた大山のぶ代さんの記事を見たせいか、二人の男性俳優を思い出している。  ひとりは砂川啓介さん。もうひとり高津住男さん。おふたりとも病気の妻を献身的に介護しながら、妻より先にご自身が癌で亡くなられてしまった。...
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