10時間も話すことがあるのか

つぶやき

 昨日のフジテレビの記者会見は10時間を超えるものになったようだ。そんなに説明することがあったのか。そんなに訊ねるようなことがあったのか。

 世の中セクハラだらけである。今に始まった問題ではないと思うが、現代になっても被害者が納得するような解決はされていない。昔は泣き寝入りということだったのであろう。

 大阪地検検事正が準強制性交容疑で逮捕され裁判中である。“検事がセクハラ”と、驚くことでもない。セクハラは永久に不滅である。

 女性起業家に対するセクハラがひどいらしい。
 起業しようとして、ベンチャー企業に融資する会社や個人投資家に投資の依頼をしても、多くのセクハラや性被害にあい、起業を断念する人が多いという。
 「金は貸すからそのかわり」と、時代劇のセリフのままのようである。

 二人とも元フジテレビの女子アナであったという人のコメントがあった。
 長野智子さんは、「今のように上場もしていませんでしたし、コンプライアンスという言葉もなかった時代。セクハラに当たることは多く経験してきました」と語っている。

 安藤優子さんは、「いま、一部の報道であるような性をともなう接待とか、そういうものについて、30年近くフジテレビに在籍していましたが、一度たりとも私自身がそれを現認したり、その場に居合わせたり、そういう話を聞いたり、噂すら聞いたことがありません」と話していた。
 セクハラとはそういうことである。

 「面白くなければテレビじゃない」は、フジテレビのキャッチフレーズであった。
 今の騒動を面白いという気はないが、面白ければいいというものでもない。
 「面白くなければテレビじゃない」がたどり着いた先が、性被害による会長、社長の辞任とは、なんとも言葉がない。

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