３か月もすれば忘れる

　たった一人のタレントの女性スキャンダルで、大手メディアが会社存亡の危機に立たされている。

　メディアの社員がスキャンダルに絡んでいるとかいないとかということが問題にされているようだが、そういうことではなく、メディアの在り方ということが問われなければならない問題である。

　現代のテレビは、ただ人気があるというだけのタレントを様々な番組に起用し、それで会社の経営が成り立っている。それがおかしいのである。

　中居正広というタレントが起こした問題は、フジテレビだけのことではなく、日本のテレビ局すべてに言えることではないだろうか。

　タレントの下半身の問題が、大手メディアの存亡に関わっている。こん情けない話があるのだろうか。

　社会的使命を担っていると言われるテレビ会社は、ただ人気があるというだけのタレントを起用し、それによってＣＭ収入を得ることが商売の内容である。

　タケシのフライデー襲撃事件も、松本人志の性加害問題も、元にあるのは中居正広と同じことではないか。

　テレビはチンピラのようなタレントによって運営されている。
　このことに対する認識が全く無い。

　結局、しばらくセレモニーを経て事態は収束に向かうだろう。報道する各社にも同じ問題が存在しているはずだからである。