自民党総裁選挙に11人の立候補予定者がいるらしい。
「我こそはボスだ」と考える人が11人もいるということだから、党運営というものは猿山のボス争いより難しいことになる。
立候補するには20人の推薦人が必要ということだが、立候補するくらいの人なのであるから簡単なことだと思っていたが、結構ハードルが高いらしい。
派閥でもなければ20人を確保することは難しく、そのため立候補を断念する人もいるという。
確かに、あなたに20人の友達がいますか、と問われたら答えようがない。
推薦人になるということは、自分の政治スタンスを明らかにすることでもあるから、誰も簡単には推薦人にはなりたくない、ということだろう。
「自民党を変える」ということが今回の総裁選の目玉のようであるが、誰が総裁になる時でも、そんなことを言っていたような気がする。
総裁選の候補者が一人であるくらいに自民党は結束しないと、刷新などできるはずがない。
しかし、「火の玉となって先頭に立つ」「次元の異なる対策を実行する」と言っていた岸田さんの公約はどうなるのだろうか。
政治生命が終わり、ご自身が「火の玉」になってしまっては、国民はただ合掌するしかない。(了)
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