魅惑と疑惑

つぶやき

 このところ何回が小池さんのことについて書いている。やはり考えなければならない問題だと思う。

 小池さんの学歴疑惑は、カイロ大学留学時代同居人である女性が、2018年1月に、「小池百合子さんはカイロ大学を卒業していません」という手紙を女性ジャーナリストに出したことから始まったようだ。

 この女性は、その前年の12月に発行された小池百合子に関する雑誌の記事を読んで事実と違うことからそれを書いた女性ジャーナリストに手紙を出したということになっている。

 今年4月に、「都民ファーストの会」元事務総長で弁護士の小島敏郎氏、外国特派員協会で記者会見を行い、カイロ大学が発行したという卒業証明に関しそのいきさつを明らかにして、証明書の真正なることについて疑いを述べていた。

 6月11日、小池さんがおじ様と呼ぶ朝堂院大覚という人が「真実を述べて、嘘を取り消し、出直してくれ」と語った。
 彼女は3年になる時落第し、カイロ大学中退が事実であると述べている。

 小池さんは「卒業を証明できるのはカイロ大学だけである。そのカイロ大学が発行した卒業証明書がある」の一点張りで、疑惑に対する説明を行わない。証明書の真偽を調査することは、エジプトという国を疑うことになるとしている。

 小島氏は、小池氏が立候補に際しカイロ大学卒業と書いたら告発すると言っている。小池氏が書かないということはないはずである。
 小島氏が小池氏告発すれば小池氏は誣告罪で小島氏を告発するのではないだろうか。

 マスコミはあまりこの問題を取り上げていないらしい。前回の騒動においてカイロ大学の証明書の存在で沈黙してから、この問題にはあまり触れないようにしているようだ。

 カイロ大学の証明書がありながら卒業に疑いがある、ということが問題なのである。
 卒業証明書は 小池さんが落第して日本に帰ったという事実はない、ということを証明していない。小池さんはアラビア語を話すことも書くこともできる、ということを証明していない。

もちろん
卒業証明書はそんなことを証明する必要はない。しかしだから小池さんはその疑問に答えるべきなのである。卒業証書がありながら中退とは、誹謗中傷のなにものでもないではないか。

 いっときは国政に関与し、党首にもなった人である。都知事3期目の選挙に際し、このままで済ますというわけにはいかないと思うのだがどうするのだろうか。
 小島弁護士の告発は、失礼な言い方になるが腹いせかもしれないが、同居していた女性の発言と、叔父様という人の発言は嘘とは思えない。
 これをこのままにしていては、小池さんの評価は魅惑の人から疑惑の人で終わってしまう。それでも気持ちの安寧にいささかも影響しないというなら、この人は人間ではない。()

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