院長が退職しては困る

つぶやき

 今日は2ヵ月に一度の内科の定期検診日。

 いつものと違う雰囲気を感じて、「今日先生はお休みですか」と受付の女性に訊くと、「先生は退職されました」という返事。

 先生はこの医院の院長。院長が退職?

 でも雇われ院長という事は知っていたから、そういうこともあるだろうと思っていたが、「先生はどちらへ?」という私の問いに受付嬢は「存じません」

 大きな病院ではない。町の小さな医院である。国立病院のような大きな病院の院長が替わったということではない。

 かかりつけ医として何かと頼りになるものと通っていた医院の院長が「辞めました。どこに行ったかは知りません」

 こんなことがあっていいのだろうか。

 「どこへいったか細い影」北の旅人ではない。

 この医院は何年か前に創業者が亡くなって、その息子が後を継いだが、若かったからか院長を募集して医療活動を続けていた。

 今までの院長はつなぎ。先代の息子が後を仕切るようになってお払い箱という事のようだ。

 個人病院の経営においてはよくあることなのかもしれない。この医院のように跡取りがいればいいが、いなければ廃業するか、医師を雇うしかない。

 退職した院長。経歴を見てみると国立大学を出ている。長く勤務医を続けていたようで、今回の医院の以前にも、何軒かの医院の院長や副院長を経験している。

 「さすらい署長 風間昭平」という警察ドラマがあったが、「さすらい院長」ということらしい。

 医者の世界にも職安のようなものがあって、自ら開業せず、そこから紹介をもらって非常勤とかスポット契約で働く医者が多いらしい。

 時給は安くても1万円くらいだそうである。1週間に5日間働けば100万を超える報酬となる。

 地元の中堅クラスの病院に行くと常勤医師が少ない。みんな非常勤ばかりである。この体制で責任ある医療ができるのかと思う。

 非常な時に対応する医者かと思っていた時があるが、「常勤に非ず」という意味であることを知ったのは、そんなに昔のことではない。

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