補選は自民党の惨敗に終わったということだが、候補者も出せないということでは惨敗というより政党として失格。
唯一候補者を出した選挙区は、自民党の得意とする弔い合戦であるのに、ダメだったということはかなり深刻である。
乙武さんもダメであったが、乙武さんの不倫を理解することは難しい。
五体不満足と自ら言った人が満足していたとあっては同情が起きるはずもない。
小池さんもずいぶん容姿ともに色あせてきた。「排除します」と言っていた人だが、自分が排除されることになった。いつまでもつのだろうか。耐用年数という言葉が浮かぶ人である。
投票率はいいはずがない。滅茶苦茶に低いのではないだろうか。
立憲民主が全議席を確保したということだが、こういうことはよくあることだ。立憲民主が国民に期待されているということではない。どんぐりの背くらべである。投票する先がなかったというだけのことである。
やはり立憲や国民ではダメなのである。
しばし自民党はおとなしく従順に反省を示すことが必要だ。
茂木幹事長にしてみれば貧乏くじをひいたことになるが、しおらしく反省の弁を述べるのがいい。
今まで威張っていたような人が小さくなっていれば効果は大きい。そういったことでは茂木さんの顔はこの事態にうってつけである。
なんの補選だったかなかなか思い出せなかった。死亡による補選は島根1区で、後はアホな議員の辞任であった。
「あんたバカじゃない」と言った高齢議員の顔を思い出した。顔付きで政治不信を増大させてしまった人である。みっともない人だった。やはり顔というのは大事である。
岸田おろしになるのが定石であるが、誰も火中の栗を拾う者はいないだろう。
しばらくすればみんな忘れてしまう。それまでの辛抱である。
立憲民主が今回勝ったということもすぐ忘れてしまうだろう。多少の紆余曲折はあっても自民党の天下は続くはずである。
日本にはお灸をすえる、という言葉がある。現実にお灸を据えることだけでなく、懲らしめるという意味がある。しかし、いっときお灸をすえれば後は問わない、ということであり、時が経てば何事も水に流してしまう日本人の習性を表す言葉である。
今回の選挙で自民党支持の有権者はお灸をすえたつもりなのであろう。しかしこれが間違っている。ダメなものはいつまでもダメなのに許してしまう。自民党がまた復権してしまうのはこういうことである。
このところ投資詐欺の報道が続いているが騙し取られた金額に驚く。みんななけなしのお金を騙し取られたということになっている。
しかしみんなすごいお金を持っているものだということにも驚く。70や80の人が億単位のお金を持っている。
まだ増やしたいということなのだろうが、老後の生活には十分ではないかと思う。投資などしないでゆったりと生きていった方がいいと思うが、投資しなければならない事情があるということなのだろうか。
なにか時代が不気味なものになっているような気がする。メールには連日関係がありそうなところからも、全く関係ないところからもメッセージが届く。一切開けないようにしているが、不愉快と共に不安である。
パソコンを開ければなんとかウィルスに感染している、という画面が出る。パソコンという便利なものに不安を感じることは結構ストレスである。
選挙はそのうちスマホによって行うことになるのではないか。投票率は圧倒的に増えるはずである。これこそ理想的な選挙だと思うがどういうことになるだろうか。
国のIT技術より詐欺グループの技術の方が上のようだから、日本が乗っ取られてしまうかもしれない。(了)
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