近事遺し書き

つぶやき

 この冬電気代の高騰から、寝室のエアコンをつけずに寝ていた。夜中、手の冷たさに気がつく。
 やっとここ何日か、朝の気温が10度を超えてきた。まさに「春眠暁を覚えず」でよく眠れる。

 テレビは滅多に見ないが、昨日のニュース番組はすべてWBC日本優勝一色であった。
 選手たちの「最高っす」という言葉に、そんなことしか言えないのか、という批判があったが、それは選手に酷というものである。

 昔のイチローさんのようにしゃべられたら聞くのも面倒だ。

 大谷選手の試合開始前の言葉が話題になっている。円陣を組んだ時のいわば檄文である。「憧れていては超えられない。我々は彼らを超えて勝つためにここに来た」

 確かに大谷の言葉は素晴らしい。アメリカで活躍している彼が言ってこその言葉である。
 しかし、この言葉はどこかで聞いたことがある。「憧れていては勝てない」だったような気がする。

 誰がどんな時に言ったのかが思い出せない。夜、布団に入って「そうだテニスだ」と思い出した。

 錦織が、ジョコビッチかフェデラーを尊敬している、憧れている、というようなことを言った時、チャンコーチが錦織に注意した言葉である。

 チャンコーチは、日本人の甘い考えをチャンと指摘したのである。その後の錦織の活躍は言うまでもないことである。

 ひょっとしたら大谷はすでにこの言葉を知っていて、感心していたのではないだろうか。流用したというつもりはない。

 韓国メディアの話であるが、韓国でイチローと大谷、どっちが好きか、ということが話題になっているらしい。世論は圧倒的に大谷であったという。
 
 「イチローは偉そうで生意気である。大谷は謙虚で配慮がある」。日本人と同じことを韓国人も感じている。

 大谷のあの言葉を、現役の時のイチローが言ったとしたらどうだったろうか。どうもしっくりこない。なぜだろうか。イチローには「仲間」という言葉が似合わないのだ。

 

 

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