岸田首相の息子で公設秘書が更迭ということになった。公邸での忘年会や記念撮影などが公私混同ということらしい。
こんな程度の家族によって一国の政治が行われている。アメリカのトランプが大統領のときも家族ぐるみだった。政治というものがますますいい加減なものに見えてくる。こんな連中が政治をやっているのである。
岸田総理はけじめをつけるというが、公設秘書として不適格であると言うべきである。けじめは親子間のしつけのことである。
息子のやったことは、ひと頃問題になった回転寿司や牛丼屋での悪ふさげと同じである。父親が総理大臣になって有頂天になったのだろう。
有名私大を出た30過ぎの人らしいが、ちょっとふざけただけ、ということだろう。ふざけたことに気をつけるのが大人というものである。
「同性婚の否定は違憲」との見出しで名古屋地裁の判決を新聞が報じているが、結婚は両性の合意によって成立する、といういわゆる憲法の婚姻規定を違憲としたわけではない。新聞の見出しには注意が必要である。
この裁判は男性カップルが、婚姻届けを受理しない行政の取り扱いは憲法に反するとして、それにより生じたという損害の賠償を国に求めた、というものであるらしい。
裁判所の結論は賠償請求の棄却である。従って男性カップルは裁判に負けたことになる。
同性婚の否定は違憲である、という判断は判決主文の中で述べられたものではない。損害賠償請求の理由として憲法違反を男性カップルが主張するから、それに対する裁判所の考えを述べたということである。
同性婚を認めないのは憲法に反する、という判決がなされたわけではない。裁判所の考えが法的効力を有することはない。
同性婚に対する一般社会の理解はそんなに簡単なものではないと思う。この先人々の理解が進み、同性婚は当たり前のことになっていくのだろうか。
しかしどうも想像ができない。それではいけないのであろうが、やはりついていけない。
国はどうするのだろうか。世界の主要国ではすでに認められているという。婚姻を個人のことではなく国の制度としてとらえると、同性婚を認めるわけにはいかないだろう。
日本の政治には何か見通せない部分がある。相続とかの財産に関することを特別立法か何かで適当に済ますのがせいぜいではないか。いずれにしても岸田さんは何もしないことは確実である。先送りしかない。
自民党と公明党の中がぎくしゃくしているという。自民党にしてみれば1党で政権が維持できるのであれば公明党など不要である。
そんなことは最初から分かっていることである。公明党もいろいろ理由をつけて政権にいることを弁解してきたが、政権にいたいというだけのことである。
平和を目指す公明党であれば憲法改正、軍備増強には反対せざるを得ない。
結論は見えている。またいろいろ理由をつけて政権に居座るだろう。憲法改正、軍備増強は「平和を守るため」必要である、と言い出す。日蓮上人は戦争を否定していない、戦うことを好んだ人だ、と言うはずである。
北朝鮮のミサイルが沖縄方面に発射されたとテレビが連呼している。頑丈な建物に避難してくださいと言っている。そんなこと言われたってどうしようもない。
ウクライナ侵攻、台湾問題、北朝鮮の挑発。とんでもないことが起きているし、起きようとしている。
こんな時南海トラフ地震でも発生したらどうなるのだろうか。毎日目が覚め、外が明るい時間になにかホッとする。(了)
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