今年は台風が少なくてやれやれというところであったが、水不足となった。四万十川に流れはなく、愛媛のダムは貯水率ゼロ。農作物への影響が大きい。台風が来ないことを喜んでばかりはいられない。
仕事をやめ収入がないのだから税金の請求はないし健康保険料は安い。よかったと家内は言うが、収入があるのとどっちがいいのか。税金が高くたって全部もっていかれることはない。収入があった方がいいに決まっているが、毎月のように税金を払うのが面倒だったらしい。
開業医の平均年収が3,000万円だそうである。弁護士の平均年収は765万円という記述と1,200万円という記述がある。開業医の3,000万円というのはやはりすごい数字だ。医者個人の収入とする部分以外に、看護師の人件費、医療器材のリース、その他経費がかかるはずである。大変な金額が開業医には入ることになる。そのほとんどが健康保険料である。
開業医の平均年収が3,000万円だという記事と共に、「病院経営はもはや崩壊寸前」という記事があった。病院の関係団体の調査によると、7割以上の病院やクリニックが赤字経営に陥り、廃業が相次いでいるという。そういえば先日北海道の病院も閉鎖というニュースがあった。
開業医は儲かり、病院は破綻する。どういうことなのだろうか。
みんな将来があまりいい方向にならないことは分かっているが、口に出さないことがいいことだとされている。みんなが口に出さないからいつまでも日本は立ち直れないのではないか。年寄りが心配してもしょうがないことだが、もっと口に出した方がいい。
神田財務副大臣が辞任した。更迭されたのかもしれないが、そんなことはもうどうでもいいことである。
いつの時代にもあのような顔つき、体つき、あのような感じの人がいるものである。ああいうタイプの人はもはやいないのではないかと思っていた。昔私が子供のころに見かけた人である。もちろん神田さんのことである。
人にはいろんなタイプがあるが、人はいずれかのタイプになるものらしい。
家の前を歩く人たちも、みんな昔見たような老人らしい姿になってきた。
我が家から歩いて1分もかからないマンションに住んでいる知人に、それこそ10年ぶりぐらいにばったり会った。先方から声をかけられたが、分からなかった。84歳になったという。今年2月に胃がんの手術をして胃の3分の2を摘出したという。話題は互いのがんの話ばかりである。
20歳を過ぎたころ親戚の叔母たちから「立派になって」とよく言われたものだが、立派な年寄りになったらしい。(了)
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